3×3 eyes 38巻 今まで力に頼っていた八雲を、この最終局面で無力な人間にするという展開がニクい
35巻あたりから神獣ローカパーラが出現し、何気にシンゴジラ的展開になっていたのだが、
この当時はセカイ系全盛期だったので当然大人の出る幕はなし。 あっさり無力化されます。
というわけで、やっぱりパールバティ4世が直接向かうしかない。
お前たちに必要なのは、戦う力ではない。命を全うする知恵じゃ。
力を使い争いを繰り返すのは、化け物の所業ぞ。
願わくば、そなたたちが争いを避ける知恵を身に着けんことを。よいか、お前たちは行き抜け!
八雲だけではない。お前には理解できぬであろうが、儂はすべてをかける。パイと八雲に
で、結局人化の法は完遂されて、パールバティ4世もカーリーもサンジャヤンではなくなり鬼眼王が復活する。
???、よくわからん。
この状況完全にただの詰みだと思うんだけど、パールバティ4世はいったい何をしに行ったんだ?
→と思ったら、融合したパールバティ4世が内側から鬼眼王に抵抗する。
そしてかろうじてその制御権を一瞬だけ乗っ取り、眠りに就こうとする。これが狙いだった、と。
アマラも機を逃さずベナレスを抑え込み、せんざいいちぐうのチャンスが来たかと思ったが……
→しかし、鬼眼の力は強く制御権を奪い返され、絶体絶命の危機へ。
なんとかパールバティ4世がシヴァの肉体だけを抑え込んでいるすきに命からがら逃げだす。
しかしこの際にパイが重傷を負う。 ココも紅娘も死亡?
今まで力に頼っていた八雲を、この最終局面で無力な人間にするという展開がニクい
俺は助けられるばかりで誰一人助けられなかった!
俺はただの足手まといさ!!
戦いたければ、ちからのある者が行けばいいだろう!!
逃げたくなんかないさ、力さえあれば戦い・・・・・・
いや、やっぱり逃げたいかな。
正直死ぬほど怖いし、世界を救うなんて荷が重すぎるよ。
しかもこれだけじゃなくて、八雲くんいつの間にか
パールバティ4世のこと本気で好きになっちゃってるのよな。
で、パールバティ4世を失ったショックで、
今まであれだけ好きだったパイのことを責める。
パイが助かってくれてうれしい。本当にうれしいんだけど。許せないんだ。
パイがサンジヤンを止めなかったことが。
今までパイを守るために、パイの望みをかなえるために絶対に心おれずにずっと闘ってきた八雲くん、
あまりの過酷な状況に最後の最後で完全にぼきっと折れて、みっともないかっこうわるい姿を全力でさらけ出してしまう。
※さて、この展開最近どっかで見たことないですか?そうですね。 この展開は「Re:ゼロ」に似てるんですよ。
というか、「Re:ゼロ」の作者さん絶対3×3 eyesのこと死ぬほど好きだと思う。
で、パイから遠ざかってさらに落ち込んでいくわけだけれど、
今まであれだけ仲間がたくさんいたのに、急に孤独になってしまう。
だれにも相談できない。相談できる人はみんな異形化して会話できなくなってしまっている。
こんな感じで、徹底的に八雲からすべてをはぎ取っていく。
※さて、この展開最近どっかで見たことないですか?そうですね。 この展開は「うしおととら」に似てるんですよね。
ただ、この作品は少年誌ではないので「獣の槍」みたいなものが助けてくれたりはしません。
所詮人間は一人で生きてかなきゃなんないんスかね。
最強ヒロイン「パイ」
さて、ここからがReゼロとも、うしおととらとも違う展開。
ヒロインが勝手に動き出す。
ヤクモが好きなの。パイはヤクモが大好き。
大好きすぎて気が付かなかったの。パイが間違えてたことに。
ヤクモに怒られてわかったの。
パイは、ヤクモに甘えすぎてた。
「あたしたち」がヤクモを巻き込むのは間違ってる!
あたしともうひとりのあたし。鬼眼王の始末は、私たちの責任だもの。
ヤクモに託そうとしたあたしたちの間違いヤクモに伝えて。ゴメんねって・・・・・・
※さて、この展開最近どっかで見たことないですか?そうですね。 この展開は「イリヤの空、UFOの夏」にってもうええわ。
八雲は、パールバティーの告白を聞いて、パールバティーのことは理解した。
だから急激に強い情を抱いてしまったのね。 というかぶっちゃけS○Xしてるしね。
でも、パイのことはわかったつもりでいて、全然わかってなかったのね。
わかってたつもりだったけど、パイがどれだけ八雲のことを好きかをちゃんとわかってなかった。
で、「何が間違ってるのかはわからないけど何かが間違ってる」とようやく気付いく。
ここから遅まきながら行動を開始する
俺は何の力もない。だから、みんなを巻き込んじまうぜ
燃える展開来てる!