なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが」 異世界版ワンパンマン。これはおすすめ。

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成長チート? 無限の魔力? 全属性使用可能? そんなもの即死能力で一撃ですが?
本当に最強なら、戦いにすらならない! 全ての敵が即死する、超お気楽異世界召喚コメディ!

行き着くところまで行き着いた感じのやつ。

個人的には多くの作品がごちゃごちゃ似たような能力を、ちょっとだけ説明を変えて使いまわしてるなかでこのくらい振り切った作品のほうが好き。


というか、私は納都花丸さんの絵がめっちゃ好きなんですよ。


これはオススメ。

「私、能力は平均値でって言ったよね?」 これは全然ダメ。おすすめしない。

コミック版3巻まで読んだ。

すべての能力が世界最強クラスと最弱の平均で、世界最強クラスというのは人類じゃなくて神クラスも含むということで潜在能力は人類最強クラスなんですって。

つまり「全パラメーターでチート」という設定。

ちなみに、当初の平凡に生きたいみたいな設定はあんまり重要じゃないのでこのタイトルもあんまり意味がない。


一応自分だけが無双するんじゃなくて、

周りの友人たちを鍛えて活躍させるという形になっている。

そういう意味では「賢者の孫」みたいな作品。どっちが先かしらんけどね。



FUNAさん作品の中ではダントツで面白くないので、多分これが一番最初でここからいろいろ洗練していったものと思われる。

なにより、コミカライズの人の能力の問題なのか、1冊あたりの密度が低く、かつ絵もどんどんひどくなっていってる。

というわけであんまり読む価値なし。

私、能力は平均値でって言ったよね!(3) (アース・スターコミックス)

ねこみんと,FUNA,亜方逸樹 泰文堂 2018-06-12
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ダーク♂ペタゴジー(dark petagogy)=日本語の直訳は「暗黒教授法」。これは強い(確信)

言葉の響きが好き。それだけ。

「ダークペダゴジー」が、危険タックルを引き起こした。教育学者が指摘

ダークペダゴジーは、倫理的に問題のある手法を用いて他者の成長発達、価値観や知識の獲得に介入する行為を指すものです。より具体的には「暴力・強制・嘘・賞罰・欲求充足の禁止・条件付き愛情・心理操作・監視・屈辱」などを用いた教育行為がダークペダゴジーに当たります。

ダークペダゴジーを一律に禁止するのではなく、どこまで許されるかの線引きを被教育者の権利保障を最大限に実質化するために丁寧に行っていく必要があります

ちなみにpetagogyは教授法のこと。暗黒教授法って訳すとより中二病度が上がるよ。
マッドサイエンティスト」に匹敵するレベル。


ちなみに、大本としては「Poisonous Petagogy」があって
その中の一種という位置づけかな。

Poisonous pedagogy - Wikipedia

Alice Miller defines poisonous pedagogy as all types of behavior that she believes is intended to manipulate children's characters through force or deception. Her focus is not merely on smacking (although she has said that "Every smack is a humiliation" and clearly opposes corporal punishment) but also on various other forms of manipulation, deceit, hypocrisy, and coercion, which she argues are commonly used by parents and teachers against children

とあるように、「魂の殺人」の著者として有名なアリス・ミラーあたりが言いだしっぺか。


ダーク・ペタゴジーで検索してもあんまりそれっぽいのが見当たらない。
https://uf.gu.se/aktuellt/Aktuellt+Detalj/?&eventId=3175156509

http://www.cdo.ugent.be/sites/default/files/downloads/Dark%20pedagogy%20presentation%20Jonas%20Lysgaard.pdf

「異世界薬局」  女性に優しい薬局の経営。 安心感は有る。ややおすすめ。

作者さんが実際に薬剤師であり、かつコミカライズ担当の人もしっかり査読を付けたり調べたりして頑張って作られてる感じがするのでとても良いです。

異世界薬局 (3) (MFC)

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主人公はもともと現代の薬学者(というかバイオ研究者)。

魔法の力なんかよりも、普通に化学的な知識が武器。

そのうえで当時の器具ではいろいろと化合物を作ることはできないから、「貴族専門の薬師の息子」でかつチート能力持ち(診眼とか魔力とか物質の創出・消去)ができることになっている。

そこから、皇帝陛下の肺結核を治療したことで国の後ろ盾を得て帝都に自分の薬局を作ることに。




あれだな。イオン公国とかサンドラッグレベル。
「万人のための薬局」というコンセプトだけど要するに今まであった街の薬局と客の食い合いをするってことでも有るよね。


異世界サンドラッグの躍進>
まず化粧品で爆買いが発生。
それを受けて侯爵家から増資の受け入れ。

出産で引退した女薬師を雇用して女性進出を促進。
産休・育休制度も完備。

という感じできっちりわかってる人が書いてるので安心感ある。

物語として面白いかというと普通だけど、その普通があるだけでも十分。

「お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない」 ただの変態だった

ガンガンJOKERはなにかがおかしい雑誌だけどまた変な作品を……。

イケメンだけどロリコンでドMな従兄弟のお兄ちゃんのことが好きな高帆ちゃんが
お兄ちゃんの性癖やキャッチボールできなさにいろいろ空回りして悶えるのを見て楽しむだけの話。

それにしても高帆ちゃんかわいい。

お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない(1) (ガンガンコミックスJOKER)

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この作品はダメだけど次回作とかあったらぜひ読んでみたい

「八男って、それはないでしょう!」 今の所、婚約者であるエリーゼがやたらかわいいだけのお話。全然ダメ。おすすめしない。

俺の周りには無茶をさせる人は多いんだけど、心配してくれる人は少なくてさ。

ものすごく人気の高いなろう作品なのだけれど

今まで読んできたどのなろう作品よりも個人的にはつまらないと感じた。

タイトルから感じるような要素は全然なくて、

単に優秀な才能を持って学園に入って、トントン拍子にうまくいくというだけのお話。

それ自体はたくさんあるのに、なんにも面白いと思える要素がない。

また「賢者の孫」のほうが面白いくらい。

多分、原作小説では、貴族の階級制度の話とかがもっと詳しく面白く描かれてたのじゃないかなと思う。

でもマンガだとそういう作者のこだわりポイントが抜けて単にストーリーを流してるだけだから、すげえつまらなく感じる。

戦闘については描写がしょぼすぎて、強さが全然伝わらない。チートチートと言われても、その強さを一生懸命描こうとしてる作品が多い中、どんな強敵にもあっさり勝ってしまうのでさむい。

逆に言えば、なろう作品って、いろいろダメ出しされてるけど

どんどんレベルの底上げがされているんじゃないかしら。




と思っていたが、3巻あたりからこの「貴族」制度についての話が出始めてからちょっとずつ面白くはなってきた。

領地問題、寄親、寄子問題など。

しかしその後また冒険者になって、と

やはり何がやりたいのかよくわからないブレブレの話のように思う。


八男って、それはないでしょう! 5 (MFC)

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「田中」 頭がおかしい。おすすめしない。

発想は悪くないと思ったんですがね。
結局こいつも15話あたりでチートがカンストしてしまってる。

どいつもこいつも、治癒能力高すぎて絶対に死なないキャラばっかりじゃのう……。

攻撃力高くてもいいから、防御力なんて捨ててかかってこいよ。

メンヘラ貴族女がいきなり手のひら返して主人公に惚れる展開は理不尽すぎてちょっとおもしろかった。

田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ The Comic 1 (ライドコミックス)

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