「異世界薬局」 女性に優しい薬局の経営。 安心感は有る。ややおすすめ。
作者さんが実際に薬剤師であり、かつコミカライズ担当の人もしっかり査読を付けたり調べたりして頑張って作られてる感じがするのでとても良いです。
異世界薬局 (3) (MFC) | ||||
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主人公はもともと現代の薬学者(というかバイオ研究者)。
魔法の力なんかよりも、普通に化学的な知識が武器。
そのうえで当時の器具ではいろいろと化合物を作ることはできないから、「貴族専門の薬師の息子」でかつチート能力持ち(診眼とか魔力とか物質の創出・消去)ができることになっている。
そこから、皇帝陛下の肺結核を治療したことで国の後ろ盾を得て帝都に自分の薬局を作ることに。
あれだな。イオン公国とかサンドラッグレベル。
「万人のための薬局」というコンセプトだけど要するに今まであった街の薬局と客の食い合いをするってことでも有るよね。
<異世界サンドラッグの躍進>
まず化粧品で爆買いが発生。
それを受けて侯爵家から増資の受け入れ。
出産で引退した女薬師を雇用して女性進出を促進。
産休・育休制度も完備。
という感じできっちりわかってる人が書いてるので安心感ある。
物語として面白いかというと普通だけど、その普通があるだけでも十分。