なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

りゅうおうのおしごと

棋士がこれやって思った手は7割が正しい。
でも残りの3割は悪手が潜む。
だから指したくなるのをこらえるんや。
こらえて、こらえて、堪えて、読むんや。

主人公は女の子ではなく、中学生棋士である男主人公。
竜王戦取るまでは破竹の勢いだったか、そこで何かを忘れて、急にスランプに陥っている。

主人公の関係者は
・主人公 九頭竜八一 竜王
・師匠  清滝鋼介  9段
姉弟子 空銀子 女流玉座?
・主人公の弟子 雛鶴あい 9歳  
・清滝 桂香(鋼介の娘)

弟子を取ることの意味 師匠であることのメリットってなんだろう?

プロの棋士になるには同じくプロの師匠が必要で
それが将棋界の維持発展に必要ってのはわかる。
でも、弟子をとっても、師匠側には正直な所何のメリットもないんだよなぁ
むしろ無償無給で未来のライバルを作るわけで、
デメリットしか無い気がする。

これに関して、考え方を間違えると、岸ユウキさんとはあちゅうさんみたいなことになる。
ちょっとしたことでもパワハラし易い構造なんだからな。


と悩んでた時に、幼女が押しかけて弟子になりに来る。
9歳で、将棋初めて3ヶ月。
そしていろいろあって弟子を取るようになって、という感じ。



眠いのでこのあたりで

「彼方のアストラ」感想  4巻まで「自分になるんだ」

度胸星かな? 十一人いる!かな?銀河鉄道999かな? といろいろワクワクする導入。

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設定資料集を観ると、実に細部まで設計されているのがわかる。 このあたりはやはりなろう系ラノベとは違う。絵を描かなければならない以上、細かく作り込んでる。なろう系ラノベについては、私はどれもオモシロイと思ってるけど、あれ漫画家する人メチャクチャ大変だろうなとも思ってる。

スタート地点 惑星マクバ

リーダーは星島彼方(サバイバル好き)

絶望的な時は、強がれ

ザック(IQ200の天才)とフニシア10歳(幼女の養女。キトリーとは血のつながりはない。)

ウルガー(無口)と(とユンファ(メガネ巨乳)

アリエス(ヒロイン。瞬間記憶能力者、オッドアイ)、キトリー、(フニシアの姉、医学いける?)
シャルス(残念なイケメン。生物学担当、料理も美味い。)、ルカ(ショタ。工作担当)

第一の惑星 ヴィラヴァース この惑星で20日分の食糧と水を備蓄する

原始的な世界観。キトリーちゃんと打ち明けたり、彼方がリーダーとして認められるまでのチーム結束の儀式。
ユンファやウルガー以外とはかなり仲良くなって共同生活を実施できるように。

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キトリーちゃんまじキトリー。


次の惑星まで18日間移動。

通信機が破壊されており「メンバーの中に裏切り者がいる」疑惑が発生。

着陸前に爆発発生。星の引力で墜落しそうになるが、全員の協力で乗り切る。
犯人探しは行わないモノとする。
このあたり、LIVE A LIVEとは違うね。

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第二の惑星 シャムーア 苔だらけの惑星… 滞在5日間

食糧や水問題が解決できずかなり苦戦。

ユンファの問題を解決。ユンファの夢は◯◯。
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サバイバルの心得6 できないのはいい。やらないのはダメだ。
サバイバルの心得7 食べれば元気になる

この惑星の支配者は◯◯◯。
それぞれの惑星に独自の生態系があって(人間はいない)それがとても面白い。
シャルスの生物学の知識フル稼働でなんとか問題解決。

おまけまんがで、ルカが実は
管内地図、散髪、裁縫、マッサージなどをこなしていることが描かれる。

サバイバルの心得8 怒ると腹が減る

第三の惑星 アリスペード ほとんど陸地がない水だけの惑星

・リゾート地のように快適な環境。
・単為生殖する生物しかいない。オスが存在しない。
・陸上生物がいない

ウルガーとルカのエピソード。
ブラコンで兄の復讐を誓うウルガーと、
養子の上半陰陽であることが判明し父から愛を受けられなかったルカ。


津波地震が発生。陸地に生物がいない理由はこれ。
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筋肉がすべてを解決。

シャルスのエピソード。出身地はヴァクシア◯◯地区。


第四の惑星 イクリス 太陽が沈まない=灼熱と氷地獄

ベルト地帯を着陸しようとした所、食虫植物に襲われアストラ号が航行不能に。

サバイバルの心得10 立ち止まったら進まない

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この惑星にアストラ号がもう1機存在することを発見。
探索すると、冷凍保存されている人間ボリーナをを発見。

サバイバルの心得その5 あきらめたらそこで試合終了

キトリーとザックが婚約www


全員の共通点が発覚

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サバイバルノ心得 その2 起き上がれば立てる

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87日め 衝撃の事実

というかまぁ西暦の表示のときにおかしいなとは思ってたけど、地球は地球で別に存在するのね。

「こころオブ・ザ・デッド」  夏目漱石作品でfateやってんじゃねーよw

こころを読んでたと思ったらデッドライジングだった……。
そして、夏目漱石作品オールスターズだった。。。

1話は帝都。「こころ」が原作。ここ登場する主人公とKは柳生新陰流と小野一刀流継承者www
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2話は銀座を目指し、門の舞台に。読んだこと無いけどラノベすぎるwww


3話は愛媛に移動し、坊っちゃん。赤シャツと野だいこがやばいことにwww
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4話で、この作品の原作リスペクト具合がすごいわかるので爆笑
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5話は鳥取。「吾輩は猫である
くしゃみ先生(夏目漱石)が酷いキャラになっているwww

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いやもう、ひたすらにバカバカしくて笑いが止まらん

バンデット5  真の地獄「千早城」

今の世の中って、悪党が善人面してるのが気に食わないわけだけれど、この漫画は、悪人が、自分たちを悪党と自称しながら心底楽しそうに好き勝手振る舞ってるから見てて気持ちいよな。

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そうなんよ。別に悪いことすんなって言ってるんじゃなくて、「悪いことするならするで堂々とやれ」って話。そこで取り繕って人を騙そうとするやつは心底いけ好かない。互助会は氏ね。

1332年 4月20日 幕府軍7000が天王寺へと進軍

宇都宮公綱 キャラが濃すぎるwww

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このあたりから、史実にこだわらないストーリー展開になってるので割愛。 千早城攻防戦はかなりの地獄であり、これを是非最後までおいかけたかったのに、ここを捨ててしまうとは……


ストーリー展開的に、作者は高師直を絶対に頃すところまでヤリたかったはずだしあとがきをみる限りでは、私が一番見たかった観応の擾乱もやるつもりだったらしいけどここも見れそうにない。

観応の擾乱 - Wikipedia
なんか打ち切りっぽい展開だよね。 この作品すごく面白かったので残念だ。「ホークウッド」もクレシーの戦いまでで終わってるし、やはり歴史の中でももっとも難しいとされる鎌倉~室町時代は人気出なかったのだろうか……




直義は大和に入り、11月20日に畠山国清に迎えられて河内石川城に入城、師直・師泰兄弟討伐を呼びかけ国清、桃井直常、石塔頼房、細川顕氏、吉良貞氏、山名時氏斯波高経らを味方に付けて決起した。これが擾乱の始まりである。関東では12月に関東執事を務めていた上杉憲顕と高師冬の2名が争い、憲顕が師冬を駆逐して執事職を独占

12月に直義は一転してそれまで敵対していた南朝方に降る。

2月26日、高兄弟は摂津から京都への護送中に、待ち受けていた直義派の上杉能憲(憲顕の息子、師直に殺害された上杉重能の養子で、仇討ちという形になる)の軍勢により、摂津武庫川兵庫県伊丹市)で一族と共に謀殺される

ここまでは、歴史教科書にも載っているはず。


しかし、次の「正平一統」は教科書に載っていなかったはず。それ故に「明徳の和約」のところが全く理解できず、このあたりはかなりの上位校出ない限り大学入試で出てこない。

10月24日尊氏は条件を容れて南朝に降伏して綸旨を得る。この和睦に従って南朝の勅使が入京し、11月7日北朝崇光天皇や皇太子直仁親王は廃され、関白二条良基らも更迭される。また、年号も北朝の「観応2年」が廃されて南朝の「正平6年」に統一される。これを「正平一統」と呼ぶ(後に足利義満により再度図られた南北朝統一である「明徳の和約」を、正平一統に合わせて「元中一統」と呼ぶことがある。)

北朝は治天・天皇・皇太子・神器不在の事態に陥った。また武家にとっても尊氏が征夷大将軍を解任されたため、政権自体が法的根拠を失ってしまう状況になった。

それでいて、「北畠 親房」や「山名時氏・師義父子」やらの話はちゃんと教科書に載っているのだから、もう本当にWikipediaを見たほうが絶対にわかりやすいはず。 
とにかく室町時代は本当に難しい。

「バンデット」4 楠木正成の「ひりつく」地獄の始まり

功名…富を求めるものは。一瞬を生きる我らには勝てぬ。

あーこれ。完全に鉄華団だわ。

時代背景

いきなり1324年正中の変から1331年へ移動。当然元弘の乱だね。

歴史においては

後醍醐天皇がまたやらかして、幕府ぶち切れ。
 ↓
1331年 8月27日 唐崎浜合戦(太平記はここからスタート)
 ↓
1331年 9月 笠置山の戦い
 ↓
1331年 10月 赤坂城の戦い
 ↓
1332年 4月 再度赤坂城の戦い
 ↓
1333年 1月 幕府軍再進撃
 ↓
1333年2月~5月 千早城の戦い
 ↓
1333年 2月末 後醍醐天皇が討幕の綸旨。
 ↓
1333年 5月 足利高氏新田義貞が幕府を滅ぼす





「安心と信頼の車借屋」として楠木正成のところでお世話に。

いつまでこんなこと続けるつもりだ。
その日暮らしの車借業。
毎日のようにモメたら戦って命からがら脱出。
銭はたんまり有るし、武力だってその辺の地侍以上なのに。

というわけで、一気に国盗りを始める。

楠木党が南大阪(河内)に一大勢力を作る。

目立ちすぎて、後醍醐天皇にスカウトされてしまい。ここから正成くんの地獄が始まる。
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笠置山の戦いと並行して行われた「赤坂城」の戦い(幕府軍10万VS楠木勢500)

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「負けないことが目的の戦い」

この戦が長引けば長引くほど、反幕府の主張とあんたの名が天下に轟くことになる。
負けないことが勝ちの戦だ。

ちゃんと旗印を掲げてやっていれば、そうなる。
はあちゅうさんも、正義を最初から主張せず、悪党としてネットの声は無視して声を上げ続けてたらはてな以外での評価はあがってたかもね。

頑張ってたのに先に後醍醐天皇がいた笠置山が陥落www

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3面作戦で考えていたのに、吉野の護良親王(2巻にでてた皇太子)、後醍醐天皇も潰れて、攻撃が一箇所に集中。

ここからは時間稼ぎ 約1年以上逃げ続けることに

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この台詞めちゃくちゃ真理だよね。

私が互助会のやつらが心底嫌いなのはね。

私は一度会社を作って、あっさりと潰してしまったわけだが、上手くいってるときはヘラヘラといい顔をして付き合ってたやつが上手く行かない時に私から金ふんだくっていなくなったからだよ!!N井の野郎60万返せよ! いまからしたら端金だけど、あの時あの金があるのと無いのでどれだけ違ってたか分かってんのかと言いたい。
互助会なんてものをありがたがってるやつの馬鹿さ加減を見てると、自分のトラウマがえぐられまくって死にたくなるから視界から全部消し去りたい。

「バンデット 偽伝太平記」3~  超ロッケンロールな親父足利貞氏

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武士はヤンキー 舐められたら負け 力で押さえつけてたものは力なくなったらすぐ反逆する

我が50年の人生。
なぜ北条に忠誠を誓ったかわかるか。
我が父家時を殺したからだ。
若きわしが手も足もでず、頭が上がらなかったその父に
無言の圧力で簡単に詰め腹を切らせた、その強さにわしは見せられた。

強き犬が、弱き犬のクビを押さえつけ、キャンと言わせたそれに近い。
私は今とてつもなく悲しい。
わしが怯えに怯え、忠を尽くした北条という名犬が。
たるんだ金玉ぶらさげた老犬に成り果てたからよ。

これはまさしく「親」の衰えへの悲しみ。
足利の青春が終わろうとしている。

もはや足利という犬の首輪は腐り果てた。後は飢えを満たすのみ。

怪我した犬に情けをかけて餌をやると、その犬に噛まれて、その犬より苦しんで死ぬ

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サルの正体は、足利高義 (足利家当主貞氏の息子)

貞氏の息子は、高義、高氏、直義。


武士だからやるのでもなく、足利だからやるのでもない。できるからやるのだ!

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この考え方はダメだとこの作品では言う。

8年前ではなく今、足利が天下に向かって吠えればみな黙る。
死んでおろうが裏切り者だろうが構わぬ。強ければ良い。
天下のど真ん中で覇を唱えよ。
三千世界を黙らせられれば我ら親子の勝利なのだ。

貞氏ロック過ぎて笑う

お主は優秀よ。
その才は足利のためにも
天下のためにもなろう。
だが!
わしのためにはならぬ!そんな息子はいらぬ!

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いやもうこいつ最高www 自分の親だったら絶対イヤだけど。

「バンデット 偽伝太平記」1~2 和風ヴィンランド・サガ。男たちの「父殺し」の物語

「命をかける覚悟はあるか?」

「命か。命ぐらいしか持ち物はねえが。
 こないだまで、それすら自分のもんですらなかった。覚悟ならできてる」

舞台は姫路と因幡の間「佐用」→比叡山延暦寺

赤松則祐 - Wikipedia

舞台は1324年 後醍醐天皇の息子が登場する。




悪党とは、進歩のすべてを駆使し、己が欲望・野望を叶えるものだ。

古い支配は強大であり、その権威と力は未だ揺らぐことを知らない。
支配に逆らってでも己の目的を果たそうとするものは後をたたない。
彼らは武力や輸送、金融といった進歩を武器に、
古い支配からその利をむしり取っていくようになった。
利を奪われた「上」の連中は言うわけだ。奴らは悪党だとね

はい、言うまでもないけれどこれには欺瞞があって、
悪というのはたいてい上に逆らわず、弱いものを騙して食っていこうとする。
そのことを「上と戦ってるから」では正当化出来ないがこいつらはそれをやる。
みんなだいすきホリエモンも、上に逆らうという側面もあったかもしれないが
本質的には弱者からむしり取る側の人間だ。
むしろ楽天のほうがよっぽどそのあたりはしっかり戦ってたよね。
今ではすっかりソフトバンク楽天は自分たちがエスタブリッシュメントだけど。

血泥の望み

すべてを失い、何も持たず、
血と泥にまみれたどん底から、一体何を望むか。それが血泥の望みだ。

「国がほしい。
 ずっと巻上げてた。
 ぶん殴られ、血まみれの手で荷車押しながら、
 この世にやり返してやるにはどうすりゃいいか。
 俺は上り詰め、上にたちてえ」

想像力というのは「大きさ」と「緻密さ」のセットだ

人の心を操れるものが、この現し世を支配する。
 いわばこの現し世は、でっけえ猿楽の舞台みたいなもんだ。
 芸人。役者がいて、
 笛や太鼓の囃子があり
 興行師たる太夫がいて、
 何より客がいる。
 客の心をどう動かすか、どう演出するかで、物語の筋は決まる。
 お前が本気で国を望むなら
 他の役者を圧倒する至高の芸を持ち、
 舞台の表も裏も、そのすべてを操り客を引きつける一流の役者になることだ。



国を手に入れるということは

1お前、国が欲しいんだろ?
それは国を作るってことでも有る。
国とはまさに人なんだ。
赤松村も、いわば小さな国、その作り方を学ぶためにも
その「人」ってやつを見なけりゃ意味がねえだろ。

2お前、国が欲しいんだろ?
じゃあ、今ある国をぶっ壊さねえとな。

火をつけるだけのやつは二流。後始末までしっかりできてようやく一流

料理して喰うことは誰でもできる。
下ごしらえと後片付けが出来てこそ、一流ということだ。

間違った時に間違った場所で反乱を起こす人間は刈り取るべし(正中の変

後醍醐天皇がとにかく自重できない。
公家日野俊基日野資朝が首謀者。
美濃の豪族土岐頼兼、多治見國長らが呼応。

俺はもともと下人でな。
人に使われるのが大嫌いだった。
だが、自由になってびっくりしたよ。
世の中には自らすすんで人に使われたいやつが山ほどいる。

男がどれだけ野望に燃え、命をかけようとそれは女には関わりのないこと

新婚夫婦は、陰謀に向いてない。



おまけ

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くっそwww