なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「バンデット 偽伝太平記」1~2 和風ヴィンランド・サガ。男たちの「父殺し」の物語

「命をかける覚悟はあるか?」

「命か。命ぐらいしか持ち物はねえが。
 こないだまで、それすら自分のもんですらなかった。覚悟ならできてる」

舞台は姫路と因幡の間「佐用」→比叡山延暦寺

赤松則祐 - Wikipedia

舞台は1324年 後醍醐天皇の息子が登場する。




悪党とは、進歩のすべてを駆使し、己が欲望・野望を叶えるものだ。

古い支配は強大であり、その権威と力は未だ揺らぐことを知らない。
支配に逆らってでも己の目的を果たそうとするものは後をたたない。
彼らは武力や輸送、金融といった進歩を武器に、
古い支配からその利をむしり取っていくようになった。
利を奪われた「上」の連中は言うわけだ。奴らは悪党だとね

はい、言うまでもないけれどこれには欺瞞があって、
悪というのはたいてい上に逆らわず、弱いものを騙して食っていこうとする。
そのことを「上と戦ってるから」では正当化出来ないがこいつらはそれをやる。
みんなだいすきホリエモンも、上に逆らうという側面もあったかもしれないが
本質的には弱者からむしり取る側の人間だ。
むしろ楽天のほうがよっぽどそのあたりはしっかり戦ってたよね。
今ではすっかりソフトバンク楽天は自分たちがエスタブリッシュメントだけど。

血泥の望み

すべてを失い、何も持たず、
血と泥にまみれたどん底から、一体何を望むか。それが血泥の望みだ。

「国がほしい。
 ずっと巻上げてた。
 ぶん殴られ、血まみれの手で荷車押しながら、
 この世にやり返してやるにはどうすりゃいいか。
 俺は上り詰め、上にたちてえ」

想像力というのは「大きさ」と「緻密さ」のセットだ

人の心を操れるものが、この現し世を支配する。
 いわばこの現し世は、でっけえ猿楽の舞台みたいなもんだ。
 芸人。役者がいて、
 笛や太鼓の囃子があり
 興行師たる太夫がいて、
 何より客がいる。
 客の心をどう動かすか、どう演出するかで、物語の筋は決まる。
 お前が本気で国を望むなら
 他の役者を圧倒する至高の芸を持ち、
 舞台の表も裏も、そのすべてを操り客を引きつける一流の役者になることだ。



国を手に入れるということは

1お前、国が欲しいんだろ?
それは国を作るってことでも有る。
国とはまさに人なんだ。
赤松村も、いわば小さな国、その作り方を学ぶためにも
その「人」ってやつを見なけりゃ意味がねえだろ。

2お前、国が欲しいんだろ?
じゃあ、今ある国をぶっ壊さねえとな。

火をつけるだけのやつは二流。後始末までしっかりできてようやく一流

料理して喰うことは誰でもできる。
下ごしらえと後片付けが出来てこそ、一流ということだ。

間違った時に間違った場所で反乱を起こす人間は刈り取るべし(正中の変

後醍醐天皇がとにかく自重できない。
公家日野俊基日野資朝が首謀者。
美濃の豪族土岐頼兼、多治見國長らが呼応。

俺はもともと下人でな。
人に使われるのが大嫌いだった。
だが、自由になってびっくりしたよ。
世の中には自らすすんで人に使われたいやつが山ほどいる。

男がどれだけ野望に燃え、命をかけようとそれは女には関わりのないこと

新婚夫婦は、陰謀に向いてない。



おまけ

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くっそwww