なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

乙女戦争5 内部分裂の危機と「アダム派」「ビカルディ派」の粛清

だんだんとオリジナル要素が増えてきて、資料調べながら読むのが面白くなってきたのでなかなか先に進まないでござる。

ボヘミア第二の都市 クトナー・ホラを攻撃するも失敗

二度目の十字軍決議

・オーストリア公 アルブレヒト・フォン・ハプスブルク
 神聖ローマ肯定家ルクセンブルク家のエリザベートの間で婚姻。

ハンガリー初行軍だけでなく、ブランデンブルグ辺境伯、オーストリアからも軍隊を派遣。
 

フス派の中でも内部分裂が発生し、粛清が起きる

・これも史実かどうかはわからんのだけれど、戦争で追い詰められると、終末論とか過激な行為に走るのはよくあることよね。最初はまともなことをやってた人たちでも、だんだんおかしくなるやつ。

《アダム派》は実在した一派でした。フス派の内部にもいくつもの分派があり、ターボル派のような急進的な一派やより穏健な一派もありました。その中にマルティン・フースカという説教師が率いる《ピカルディ派》というかなり過激な一派があり、《アダム派》はそこから派生した一派のようです。フス派はこうした内部の価値観の違いを大きな課題として抱えながら、カトリック派と戦っていくことになります。

初戦は農民兵の寄せ集めだってのに。一人でも勝手な真似をするやつがいたら命取りなんだよ。

軍規だけが取り柄の寄せ集め軍隊。

「理想の共有」とか「結束力」だけが取り柄のものは、早く勝利出来ないとすぐに内ゲバを起こす。ちんしょうごこうのらんの頃から、太平天国中華人民共和国からソ連やら日本赤軍に至るまでなんでもそう。「利害関係」を度外視しすぎると長期戦を生き延びることが出来なくて、精神論が幅を利かせる。精神論だけになったら、過激派だけが生き延びる。ブラック企業もカルトも一緒だ。ちゃんと考えてなかったか、あまりに環境が厳しすぎると、そうならざるを得ない。

成功したところは、北条氏のようにさっさと源氏を滅ぼすか、イスラム教国家のようにさっさと国を割ってそれぞれ独自にやるし、ちゃんと利害関係も考慮する。力をきっちり持つ。

ここの暮らしも悪くなかったよ。戦争に比べたらね。ただ、誰にも心を開けなくなるだけ。親しくなってもすぐに死んでしまうもの。真っ暗な穴の底に要るみたいだった。ずっと祈ってた。さみしくて、会いたくて。

失敗した例から学ぶのは難しいが、失敗したものを知っておいて、なぜ失敗したのか、どうすれば成功するのかとう意識を持ってないと、成功したものだけをみてもコツがわからないのだから世の中って難しいよね。自分で考える力がアレばこんなことで悩まなくても済むんだけれど。



あーそういう身では山本直樹「レッド」は完結したら絶対に読まないとね。