なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

新人に対して長時間労働の重要性を訴える前に考えるべきこと

http://anond.hatelabo.jp/20130815000121

勉強でもスポーツでも音楽でもそれを長い時間やらないと身に付かないだろ?
仕事も同じで長い時間働かないと仕事はできるようにならない

ふーむ。わかるけどモヤモヤする。

http://dennou-kurage.hatenablog.com/entry/2013/08/15/103837
電脳クラゲさんの言ってることもなんか同意しかねる


ので、一応思ったことを書いておく。

昨日「SAD」があまり認知されていないことに衝撃を受けたのだけれど、
もしかして「パフォーマンス・マネジメント」とか「行動分析学」「ID」とかも
あんまり知られてないのだろうかと思ったのでその簡単な紹介
って、私も人に偉そうに教えられるほど詳しくは知らんのだけど。


確かにそういう「領域」もあると思うんですよ。
いわゆる「上級者」と呼ばれる領域です。
ここに到達するために必要な「上級者要素」なんかは
もうソレこそものすごい努力が必要でしょう。

「上級者要素」でパッと思いつくのは
基礎体力的な部分から、センスと呼ぶべき感覚的なものを中心に、
場数からくる精神力やら反応力、対人関係の駆け引きやら細かい技の引き出し
「流れ」を作る能力などなど、もう言い出したらキリがない。

そして、「上級者」でしか戦えない世界で生き抜くためには
「上級者」要素の習得が必要。そしてそれには長時間の努力が必須。
それは否定しません。


例えば、私は格ゲーでなかなか勝てるようになりませんでした。
ある程度勝てるようになるまでかなり練習したような気がします。
今の初心者狩りがヒャッハーしてるゲーセンとかだと
勝てるようになるまで2年くらい下積みが必要かもしれません。
私はこの道で上級者になるのは諦めました。


私はDDRでPOSSESSIONのCDP(通称「哲学」)に
一年間挑戦し続けてますが未だにクリアできません。
もっともっと長時間努力しなければいけません。


仕事でも、一定以上の成績を上げる人というのはもう
いろいろと神がかっています。
平均的な成績しか出せない私とはいろんな所でレベルが違いマス。
天性の才能もさることながら、この人が
私よりはるかに努力しているのを知っています。とても真似できまセン。
でも、これは「上級者」の領域です。
誰にでも、特に最初からこれを要求するのって、本当に合理的なんだろうか。



1年たって辞めてない人は、余程先輩の指導がクソとかでない限り
一定の成果は上げてるケースが多いって印象なんですよね。
クソ指導の排除の方が大事だと思うけどなぁ。特に離職率多い業界。





「上級者」の世界に属さないもの、そこまでの努力を必要としないもの、
なにより、そういうアプローチが適切ではない類の領域も存在すると感じます。

仕事について具体的な話が出来ないので抽象的な言い方で申し訳ないけれど
「基礎的な部分」は
先輩がフォローなどをつけて一度最初から最後まで通しで経験することができれば
5割~6割くらいの正確さでならできるようになります。
そこからブラッシュアップしていくほうが効率いいと思うんですけどな―。


こういうのは、「一度通しでやること」の方がはるかに重要です。
逆に言うと、細切れにあれこれやらせて、それをいくら長時間積み重ねても
仕事の意義やら全体における位置づけが理解できないのでなかなか上達しません。


その上で、全体のプロセスを細かく切り分けて、
その人が苦手な部分を集中的に指導・補強していくと
成果アップにつながりやすいです。詳しくは「チェイニング」とかでググれ。


下手くそな人が指導すると、
プロセスの切り分けができていないのでどこを指導していいのかわかりません。
最悪、結果を見て全体を否定するような言葉を浴びせたりします。
そして、お決まりの根性論・精神論。
「やる気が足りない」「もっと努力しろ」「チャントヤレバカテルー」・・・勘弁してください。


一度やったら出来るようになる仕事を長時間やっても意味ないです。
そういうレベルでいつまで経っても後輩ができるようにならないなら、
それは指導が下手です。早急に指導マニュアルやら作ったほうが良いと思います。