なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

安倍首相の会見は確かにうまかったが

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170619/k10011022991000.html
首相 みずからの姿勢反省 信頼回復に努める | NHKニュース

うまいとは思うが、このうまさは首相として歓迎すべきうまさかというとあまりそうは感じられなかった。これは小役人のうまさである。

何か問題や批判があった時に、それを受け止めて、真正面から答える、というものではなく、問題の論点をそらす、そして自分のせいではなくあいつらが悪いのだといっている文章だ。


ネットバトル勝利するには良い戦法だろう。
芸人が自分のキャラを売りにして許してちょ、と話を流すには良いだろう。
責任のない小役人が生き延びるには正しい言い分だろう。

しかし、安倍さんは首相なのである。
一国の責任者である。

野党が不甲斐なかろうが、反対意見が強かろうが
それをひっくるめて国家を運営する立場である。

この立場の人が、野党がうっとうしくて、、、とか
そういう表面的な話に終始しているのは
うまいけれど、それ故に信頼や力強さがまるで感じられない。

真正面から説明して納得させるという力強さがまるで感じられない。
その場その場で小手先でごまかしてなあなあにしながら数で押し切る。

思えばこの首相は常にそんなことばかりだ。


第一次政権で数で大きなリードがなかった時にろくな仕事できなかったのもわかる。
数で勝っている以上、不都合な点は論じずにとにかく採決まで持ち込めばいいのだ。

という態度がずっと続いていた。

試しに数で押し切れない状況にこの人を戻したら
きっと何もできなくなるのではないか。
そんな気がする会見だった。


数を得るために餌としてばらまいてきた
日銀の緩和継続だが、
日銀のバランスシートは黒田さんの期間に三倍以上に膨れ上がった。
来年には年間のGDP と同額になるだろう。
もはや出口戦略がないことも明らかになった。

これだけ国債積み重ねたら
金利上げられないのだからインフレなんて起こせるわけないのに
それでもインフレターゲットを念仏のように唱え続ける。
YYCとETF購入に軸足移したけど結局は維持できまい。

経済が混乱して安倍首相批判が高まる頃には共謀罪が大活躍。
素敵なお話だと思う