なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

子供との接し方の知識の重要性について

ttp://suminotiger.hatenadiary.jp/entry/2014/01/22/135002
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1章でこんなに面白い、残る7章までにどんなことが書かれていて、どんな実践が行えるか、わくわくしておりますよ。
また面白い経過が見えたらご報告します、うふふ。

これは素晴らしい試み。是非続きの実践も報告して欲しいです。こういう情報はなんどでも共有されるべき。

待ちきれないという人は、以下のページを。いちおう一覧するためにリスト表示していますが、必ず元記事を、できれば元の本を参照してください。私も読みましたが、元の本は、マンガ形式になっており、非常に読みやすいし、振り返りやすいです。何回も読んで、実践できるようにしたいですね。

知らないとついやってしまう人格攻撃や内心の忖度を避けるために、子どもとの接し方の基礎知識は絶対絶対絶対必要です。私はわかっててもやるべきことがなかなかできないのですが、少なくともやっちゃいけないことを自覚して、大きくマイナスを生み出すことだけは避けたいと思っています。


□子どもをくさらせる10の叱り方

1.責める
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。
2.馬鹿にする
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。
3.脅し
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。
4.命令
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。
5.長々と講義する
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。
6.警告する
(子どもに刷り込まれるメッセージ)自分一人では、何をやっても、うまく行かない。
7.犠牲者的発言をする
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私は親を苦しめてる。私は肉親からさえ愛される資格がない。
8.比較
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。
9.皮肉
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私は親から愛されていない。
10.予言
(子どもに刷り込まれるメッセージ)私は誰からも愛される資格がない。


これ、わかってても絶対にやってしまいます。
でも、こういうことをしちゃだめだ、だけでは絶対に無理なので、
「じゃあどうすればよいか」についても書かれています。


□くさらせる方法に変わる20の方法
http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-416.html

大原則としてこのことを意識しながら、記事を読んでみると良いと思います。

できないものが、叱るだけでできるようになる訳がない。逃げ場のない小さな子どものうちならまだしも、行動範囲が広がれば、親からできるだけ離れているように動機付けられるだけだ。

子どもが分かっているときは「穴埋め」させる

1.一言のヒントを出す

2.メモを貼る

3.状況を描写する

子どもが分かっていないときも、叱るより先に「情報を与える」

4.ルールを教える

5.自分の気持ちを伝える
 (Youランゲージから、Iランゲージへ。「ドラゴン桜」でもありましたね)

「やらないとできない」の区別が超重要。わかっていてもできないときは、どうすればできるようになるか考え、サポートする。

6.やり方を教える

7.やってみせる

8.いっしょにやってみる

9.分割する
 (これに関してはhttp://mubou.seesaa.net/article/286363986.html が素晴らしいので読んでみてください)

10.完成から逆順で教える
(ある程度成長していないと効果が発揮しにくいところですが、いざというときこの方法ができるとできないでは説得力がまるで違います)
11.ルールでサポートする
 (学校教育でも、会社教育でも、ここがしっかりしているのが理想です)
 

好ましくない行動を減らしたい時、「怒る」に頼らないために「タイミング」と「代替案」を十分意識する

12.事前注意
 (世のお父さんお母さんが最も失敗してるのはおそらくここだと思います。私もこの部分で親と何度衝突したかわかりません。多くの人が「その場で叱る」を実践していると思いますが、それが有効なのはいろんな前提が揃った時だけだと思います。ここの項目だけでも元記事を読んでみてください)

13.別の行動を増やす(指示する、教える、強化する)
 (ここの関する取り組みが、行動分析学ゲーミフィケーションの分野になります。ゲーミフィケーション単体を万能のツールとして考えるのではなくこうした接し方の一つとして考えると、その他と補いあってとても有効ではないでしょうか)

14.注目を外す

15.部分を褒める
(逆転の発想ですが、これはめちゃくちゃ有効です。私は仕事柄少し大きめの子供に接することが多いですが、ある程度上の年代になるとゲーミフィケーション的な接し方より、こちらの方が効果を発揮すると感じます。なんといっても、ゲーミフィケーションでやろうとしてもそれだとソシャゲーの魅力には勝てないんですよね…パズドラとかLINEゲーとか面白いもんね。仕方ないね)

16.本気を示す
(これも教育者にはよく「熱血指導」とか言って崇拝されてる概念ですが、使いどころが難しいことを知って下さい。言葉だけ読んでわかったつもりにならないで、ちゃんと元記事の説明読んでください。「本気を示す」を「勢い良く怒る」とか「本気に見えるように」とか小手先でかいけつしようとする人多いです。まして言葉で「俺は本気だ」といって、子供にそれを示せなかったら二度と信頼してもらえません。諸刃の剣だと思って、気軽に使わないようにするべきです。使う時は不退転の決意で。普段から本気本気言ってる人ほど胡散臭いものはありません。)

17.お好みタイム
 (まだ実践してみたことが無いです)

好ましい行動を増やすには「褒める」が必要なのはだれでも知ってると思うけれど、「これも褒めることになる」とか「褒めるための準備」という知識があるとより効果的

18.誉めレコーディング
(これ、家族でほめレコーディングを共有できるアプリを切望しています。普段仕事で家を出ているお父さんやお母さんが、毎日、子供のほめられるところを中心に蓄積していくと、雰囲気良くなるんじゃないかと思ってます。逆に、昔よくドラマなどで描写された光景ですが、問題が会った時だけお父さんに報告するお母さんみたいな図は、お父さんがますます子供や家族から遠ざかるだけで、決して良いことではないと思います)

19.カウント法
(ポジティブ・リストは複雑なことには向いてませんが、基本的な躾レベルのことができるのには向いています。実はこのリストの最大の効果は褒めること自体ではなく「できなかったら叱る」という思考が抑えられることではないかと思っています。基本的な躾レベルはつい叱って教えるという人が多いですが、このポジティブリストを作っておくことで、「できたらほめる」という意識を持っておくと、叱ることが減ります。いつも叱ってしまうことにこそ、このポジティブ・リストを活用してみてください)

20.傾聴タイム
これが
http://suminotiger.hatenadiary.jp/entry/2014/01/22/135002
で実践されていた内容ですね。

記事ではとてもうまくいっていますが、まだ子供がお母さんを慕ってくれているということでしょう。羨ましいです。最初の頃は、これうまくいかないことも多いです。関係が悪化しているとうまく話してもらえないことのほうが多いくらいでしょう。それでも根気強く続けることが重要です。なぜかというと、これが他の19の方法の根っこになるからです。

子供の問題を正確に整理できるかどうかが最も重要

大事なことは、出来る限り子供のいうことを聞いて、

①「子供がわかっているのか」
②「子供がわかっていないなら何の情報が足りないのか」
③「やらないのか、できないのか」
④「好ましくない行動をしているとしたら、それは何が気に入っているのか。代替案はないか」

そういった、その他19の方法につなげることです。この判断を、話をちゃんと聞くこと無く、自分でやろうとしないことがだいじです。間違った判断で行動すれば、望まぬ結果につながってしまいます。そして、判断が正しくても、どう対応するかを知らないとつい叱ってしまう。叱ってしまうと、大抵の場合子どもとの心の距離がとおくなっていってしまいます。

とにかく、問題を言ってきた時でも、なにか言わなきゃって焦らず、まず①~④を正確に判断することにつとめるという意識でいてください。(あー、でもあんまりこれ意識し過ぎると、常に何か問題を探そうとしてると警戒されるので簡単じゃないです)ただ、文章だと伝わりにくいですが、ただ言葉で「そう」って繰り返しても相手が「ちゃんと聞いてない」って判断して話をやめちゃうことがあるので、思った以上にめんどくさいです。うまく最後まで話しを聞けることなんて2割位です。打率2割くらいだと割りきって、聞けるところまで聞いて、十分判断できないと思ったら、追加で聞くか、何も意見言わないで「とりあえずわかった。それで、どうして欲しい?(どうしたい?)」で良いです。


強く叱ることや体罰云々は、集団における治安維持の為に効率的だという理由で採用され、一時的に支持を受けていた時期がありましたが、そういう方法を使わずに、子どもと接する方法があるのであれば、どちらを選択すべきかは、言うまでもないですよね。

合わせて読みたい、「大丈夫!スゴ本の紹介する子育て本だよ」シリーズもどぞ。
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2011/07/10-118b.html

思春期のポイントは2つ、「自尊心」「コミュニケーション力」を育てること。自尊心が低いと、「どうせ誰も自分のことなど聞いてくれない」と思い込んでコミュ力も低下するが、反対にコミュ力を通じて相手とのつながりを感じると自尊心が育つそうな。そして本書の目的は、その具体的な育て方にある。


子供の教育における悪い流れを断ち切るためにも、こういう本を読んで、実践してくださるお父さんお母さんが増えることを望みます。


*1:はてなホッテントリ記事スルーするっていったばっかりでなんですが、この記事は前向きなので魂濁らないと思うので言及してもいいよね?