なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

リトルバスターズrefrain 6話 挿入歌「Hanabi」歌詞

心の底で気がついていた 弱い僕に 鈴は守れないと
長い間 僕は忘れていたんだ 
生きることとは 喪うことなんだって

この時点では理樹は「鈴一人でさえ」守れない。
ただ弱い物同士が現実から逃げて、途中で力尽きるだけ。


原作でここプレイしてる時はホンマに辛かった。
でも、これからさらに過酷な展開が待っている。



その先に「生きること」の新しい意味を見出すためにも、理樹は、人生ではなく世界の「ネタバレ」を達成し、その残酷な姿と立ち向かわなければいけない。



それにしても、もう5年以上前何なんだな、原作。
この作品に感動した私は、あれから少しは成長できているのだろうか。

小さな過酷にも足がすくんでしまうままの自分じゃないのかな、とか思ったりもする。




今回で鈴シナリオが終わったわけだけれど、

鈴シナリオは原作だとじっくり時間かけて、二人がもがきながらもじわじわと追い詰められ、最終的に挫折していくさまを描かれていた。

しかし、アニメはすごく圧縮してある。で、普通だったら原作ファン的には不満を抱いたりするものなんだけれど、そのやりかたが原作ファン的には嬉しい感じだったので紹介。

(アニメ初見の人がどう思うかはわからないので感想知りたいです)


アニメでは「Hanabi」という曲をBGMにしながら、ダイジェストシーンを流すことで、二人の逃亡生活の具体的な姿は脳内で補完してください、という感じになっている。


この曲は、リトバス原作よりさらに2年か3年前に発表された曲で、これがリトバスの原案になったと言われている。

この曲で描かれた「二人」を救う話、麻枝版「ピギー・スニードを救う話」こそがリトバスなのだ、と一時期ファンの間では話題になっていた。その曲がFullで流れるわけだから、これはファンとしてはかなり嬉しい。アニメなのに、映像ではなく曲に集中しながら見てましたよ。

あの日君は僕の手を引いていった
壁の向こうにある暮らしを目指そうと
弱くて折れそうな僕の肩を抱いて
深い闇の中をどこまでも歩いた

二人が目指した夢は遠い
二人がなくした夢も遠い

二人きりで過ごす夏が始まった
はだしで踏みしめた畳が痛かった
僕のために買ってくれた花火は
鬱いだままでいてそれも無駄にした

二人が目指した夢は遠い
二人がなくした夢も遠い

つまらないものばかりいつも愛した
増えては困る猫ばかり拾ってた
僕の隣ではいつも君が笑ってた

散歩の帰り道鐘の音を聞いた
とても懐かしくて涙がこぼれた
僕の手を振り切り君は走り出した
空は暗く令も僕らを閉ざしてた

二人が目指した夢は遠い
二人がなくした夢も遠い

冷たい雨が降った君はひとり
足元に転がる石を見てた (このあたりで過去の花火回想シーン
僕は傷だらけの猫を抱いた
守られ続けた僕らがいた
そんな意味は忘れたままでよかった

大体は現時点までの話に対応してるが、一部これから先の展開も暗示されていて興味深い。




ここから先はアニメでは流れなかった部分。
これから先の展開ですね。

やがてまた僕らは連れ戻された
やり残した花火も手付かずのまま
それを抱いて君の部屋を訪れた
君はいつの間にか笑わなくなってた

つまらないものばかりいつも愛した
増えては困る猫ばかり拾ってた
今度は僕が笑って見せるから
今度は僕があの夏へ連れ出すから

あー・・・。



さて、ここまでは知ってたのだけれど



http://www.i-love-key.net/archives/2007/08/hanabi.html
によると、「spica」という曲もリトバスに対応しているという話らしい。

聴いてみた。

眠りの時が来て形さえいつか消えて
それでも君がくれた思いだけは残るでしょう

指先を握れば思い出す
永遠を誓ったその意味を

最後の風を見てた高台の風車が止まる
これからどこにゆこう?ひとり自分に聞いてみる

涙滲んだ目でも前に歩き出す強さが欲しい

いつか終わる日は優しい夢を見た
ずっと抱きしめてあげたかったそっと

世界が眠りにつくそんな夕映えにも見えた
それでも君がくれた誓いだけは残るでしょう

朝は熱い紅茶を淹れてみた
眠ってばかりいた君に

いつか終わる日は優しい夢の中
ずっと抱きしめて欲しかったあの人に

いつか終わる日は優しい夢を見た
ずっとそばにいた君の腕で泣いた

どこへゆけるのか自分に聞いてみる
ずっと君といたこの場所忘れて

どこへ

SpicaはちょっとAngel Beats!にも通じる所あるね。


そう考えると、アルバムに収録された最後の一曲「Moon」だけが浮いてる感じ。 これはアルバムの物語の最後に位置づけられるわけで、今後の作品でこういう大きなイメージが描かれたりするのかな。楽しみ。