なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む」と、「回復術士のやり直し」 オススメはしないが立ち読みくらいならあり。

とあるニ作品のレビューがお互いに潰し合っててなかなかおもしろい。

「二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む」と、「回復術士のやり直し」。
どっちも「人生リセット」☓「チート」☓「復讐もの」って感じで、それ自体は全然珍しくないと思うのだけれど、なにやら後者が明らかに前者をパクってると主張する人がいるらしく。



小説家になろう」はアイデアのパクリあいは黙認というか、むしろそうやって先行者のアイデアを下地にして後発の人がどんどん発展させていくスタイルが推奨されてるまである、と思っているのだけれどこの2つの作品に関しては明らかにそういう雰囲気じゃない。両者のアイデアレベルを越えて似てる上に、後発の作品側に嫌いな人が多く、さらに後者のほうが人気らしい(表紙受けは確かに後者のほうが良さそう)のでいろいろ言われてるみたい。


小説家になろう」はid:mizunotoriさんや id:srpgloveさんの範囲じゃないかもしれないけど、誰が詳しいのだろう?





二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む|「小説家になろう」レビューブログ

魔王と主人公の関係は若干違うようだけれど登場人物の関係も似ており、全体としてパクリと言われても仕方ない程度には似ていると思いました。ただ、設定がかなり似ているだけで、文章をまるまる盗んだりなどはしていないので、盗作とは言えないと思います。

「回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~」と比べたら……というと、「回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~」の方がよく纏まっており展開が早いけれど、勢いはこっちの方があるという印象です。


展開が、木塚 ネロ著『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』とソックリです。この似通いようは、影響を受けたというレベルとは思えません

この作品と『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』は「小説になろう」発の作品ですが、この作品の方が後発になり展開がソックリであることから鑑みてこの作品がどのように作られたのか、想像に難くありません

著者についてはもちろんのことそれを許し、出版してしまっている角川スニーカー文庫にもガッカリです…

この作者は他の作品でもそうですが、余所様の内容をコピーして単行本化してるだけです。
だから初期では誤字脱字も「二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む」と同じでした。

この作者の作り方は割と明快で

①ランキング高いネット小説を見つける。
②とりあえずコピー&ペースト
③キャラの名前を自分好みに変更
④ついでにそこそこバレないよう場面付けたり消したりします。
⑤完成

の流れ作業です。
だから驚異的な速度で文章が出来上がります。
しかしそのため誤字脱字が原作にした小説と同じだったり、原作にした小説が停滞すると、話の流れがゴチャゴチャになってきたりします。

とりあえず「回復術士のやり直し」の1巻だけ読みましたが、
個人的な感想としては「マサツグ様」レベルのなんでもアリチート能力でハーレムするぞって作品になっててくっそつまらなかったです。
やっぱり復讐ものって作るの難しいんだなってことがよくわかります。

https://www.matolabel.net/archives/70056206.html

バフと回復量をダメージに変換はまだわかるけど模倣はちょっと無茶じゃない?
いくらなんでも盛りすぎてこれが微妙職扱いは無理あるレベルに

この略奪とか改良の方のヒールやってるときは激痛走らないの…?

一度インプットしたあとなら自由に使えるのはいいとして、最初に相手の情報をインプットするときに激痛が走るという設定が、復讐が開始したあとは全く出てこない。
あとから催眠魔術とか強制魔術などが出てきて、姫様が「何のために主人公を薬物中毒にしたのか」も全然説得力がない。
正直設定がガバガバだけど、まぁお仕置きエロエロシーンがやりたいだけだろうからあんまり突っ込むのは野暮、かなとは思う。

この作品と比べると「盾の勇者のなりあがり」ってすごいちゃんとした作品だったんだなって思いました。




まぁ真面目な話すると、この2つはどっちもどっちかなと思うので、それよりユーベル・ブラット読んだほうがいいと思うし、復讐譚としてより面白い作品を読んでみたいなと思いました。