なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「サイコスタッフ」

脊髄反射青二才的な記事を書きますと。

頑張った結果報われないのが大人の世界です
努力と苦労は違うよ。 日本では苦労は美徳だけど、実際は意味ない。 苦労し..
林修「努力は裏切らないというのは不正確。正しい場所で正しい方向で十分な量なされた努力は裏切らない」←これ : これ知ってます?|2chまとめ

いやいや、ちょっと待って。
「正しい方向で努力すれば、必ず報われます」ってお前それどこのフェイスレス司令だよからくりサービスアニメ化おめでとおおおおお。

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記事終わり。


それさ、ダイエットとか受験勉強とかならいいよ。
「固定されたゴール」に向かって「努力すれば誰でも到達できる範囲」の難易度の取り組みについて語るならまぁわかる。
だから「こうすればいいっていう方向が決まってるもの」についてでさえ努力できないとか
「自分のやり方に固執して、周りから学ぼうとしない人間」ならこういう言葉も大事だと思う。

でもこれって社会出る前までに身に着けとかとかそもそもこれができてないやつは門前払いって言われちゃうやつだと思う。
だからこそ部活での実績や学歴がないやつにフィルターをかけることが正当化されてるやつというか。

でも、「多くの人間がそのレベルの努力をしている」領域ではそれができてるだけでは成果が出ない。
そしてそれが大人の社会だと思う。

また、「たくさんの人が絡んで仕事をする」世界で「正しい努力」って表現はファジーすぎると思う。
個人レベルで正しいことは、集団の中では間違いに代わる。
実際上のような主張をしてる人やら、大学まではできるやつ、だったやつが社会に出てから全く芽が出ないなんてあるあるでしょ。
私もそんな感じだし。

「正しい努力」って誰がその「正しさ」を保証してくれるん。結果が出てから後付けで評価するくらいしかできんやん。
その「正しいこと」が分からないからみんな困ってるわけで、トートロジーにもほどがある。


そして、だからこその「マネジメント」だったわけじゃん。みんな、あれだけヒットした「もしドラ」をきっかけにマネジメントの大切さを知ったんじゃないんですか。こんなことではハックルさんも浮かばれないよ……。



んで。ですね。元増田には「サイコスタッフ」読んでほしい。

「あんたの才能は、あまねく凡人の膨大な努力を軽く踏みつぶせる力!あんたの才能に比べれば、私の努力なんて無に等しいわ!」

「地球じゃ宇宙飛行士はエリートだ。お前の星でもバカにはできまい。それに100以上の言語を覚えるなんてそれこそ普通じゃ考えられないほどの努力と才能があってのことだろ?他人と比べる前にもっと自分を認めろよ。自分の努力を誇れよ」

「軍人は、戦場でこそ認められる!誰にも認められない努力なんか無意味よ!」

「じゃあなんで努力してるんだよ!」

「それでも認められたいからよ!」

この作品はここがクライマックスであって、その後の「主人公」が云々の部分はぶっちゃけあんまり評価してないけど。

この梅子さんの叫びは本当に良かった。

なんで努力するのかって、結局自分のためなので。自分に報いることが出来るのは自分だけなんやで。他人に認めさせるとかなんとかは「手段」であって目的ではないで。

自分が自分を誇りたいなら、やっぱり努力するしかないんや。

なんでこういう心のメカニズムになってるんかは知らんけど。