なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

公正世界信念と嫉妬

「苛烈な道徳」とかいう新しい造語なんて使わなくても、
ちゃんとバカッターについて考えるための用語ありますやん。

http://togetter.com/li/315309

公正世界信念というものにもいくつか種類がある。Belief in immanent Justice(以下BIJ)は、「悪いことをした人には自動的に天罰が下る」「良いことをした人は自動的に報われる」という信念。

一方、Belief in Ultimate Justice(以下BUJ)は「不正が生じても将来それは清算される」という旨の信念。日常的な感じでいえば「長い目で見ればいいことわるいこも同じくらい起こってバランスがとれる」というようなニュアンスになる

佐々木俊尚さんのtogetterで発生した争いはこのBIJとBUJの間の争いととらえるとよさげ。



んで、この「BIJ」なのだけれど、これって「嫉妬」の一部なのか、あるいは嫉妬がこれの一部なのかよく分からんけど、非常に近い感じがする。

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51309615.html

嫉妬深い人は、不正や不当を数え上げたがる。「嫉妬の成分の一つは、正義を愛する気持ちだ」ウィリアム・ハズリットは書いている。「わたしたちはいわれのある幸運よりも、いわれのない幸運にいっそう腹を立てる」

もっとも、「悪いことした奴は大目に見ろよ」といいつつ、「努力教・精神論・自己責任主義」に陥る人もいて、より混沌としているように見える。