なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

fate heaven's feelルート(原作)における「キャスター」と「葛木」の真相

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黒い聖杯。

夢を見る
小さな幸せの中に私がいる
綺麗で暖かな 優しい毎日の中に
それは決して長くは続かない夢

前半まで。

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・ワカメが指揮するライダーを倒したら間桐臓硯が登場する、は覚えてる。
・アサシンが真アサシンに置き換わるのも覚えてる。
 (なんでこんなにあっさりやられたのかはわからんけど)

ついでに

・キャスター陣営があっさり間桐臓硯に滅ぼされてるのだけれどこの際どういう経緯でこいつらが死んでしまったのか。原作では非常にわかりにくかった。
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実際はこう。

SNルートをやっていれば、キャスターがクズキを殺す可能性はゼロで有ることは言うまでもない。

(1)まず、クズキとキャスターの関係は特殊。キャスターはルールブレイカーを使って元マスターを殺し、自力で顕現しているはぐれサーヴァント状態。クズキは魔術師ではないためマスター契約もしていない。そのため、令呪のつながりがなく、キャスターにはマスターである葛木の異常を察知することが出来ない。


この状態を間桐臓硯に狙い打ちされる。


(2)まずクズキが結界の外(学校)にいて、かつキャスターが隣町に出ているときを狙い、間桐臓硯が蟲を使って魔術耐性がない葛木を蚊のような蟲で攻撃。武術においてはサーヴァント並に強いクズキだったが、蟲魔術耐性がなく、油断していたためにあっさりやられる。
間桐臓硯は魔術でクズキの意識を掌握。さらに蟲がクズキの心臓と入れ替わる。つまり実質的にクズキはこの時点で死亡している。
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(3)操られたクズキは結界内に戻り、キャスターの工房を破壊。

(4)隣町から戻り、異常に気づいたキャスターは、クズキが操られていることを察し、彼を救おうとしてクズキを拘束した上でルールブレイカーを使用する。しかし上で述べたように、すでにクズキの心臓は蟲が代替している状態。ルールブレイカーを使用したことにより蟲が消滅してクズキは死亡する。

キャスター自身も、そしてそのタイミングでやってきた士郎セイバーも、キャスターが自らクズキを殺してしまったと誤認。


(5)ろくな備えもなく精神的にも支えを失って自暴自棄になったキャスターはあっさりセイバーに討たれる。しかしセイバーはキャスターの死体の消滅を確認していなかった、という展開になります。






そして最大の問題シーン

・凛との淫夢。誰の仕業化は分かっていたけどちゃんと説明しきれなかった。
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犯人はライダーです。彼女のバイザー型宝具『自己封印・暗黒神殿』は普段、彼女の魔眼を封印しているものですがこれの応用法の一つに、任意の人間の意識をこの中に取り込んで淫夢を見させる能力があります。これで士郎に淫夢を見させたのです。


そして淫夢を見させた理由ですが、ライダーの本来のマスターである桜は、体内の刻印虫が常時魔力を吸い上げてしまうため、また慎二は疑臣の書による仮のマスターであるため(魔術回路が枯渇しているため一般人同然な点も考慮)、ライダーへの魔力供給が満足にいきません。マスターからの魔力供給がなされない場合、霊体であるサーヴァントは、人間の精神や魂を食事として魔力を得なければなりません。

ライダーのクラスのサーヴァントとして呼ばれたメデューサは、神々によって醜い怪物と変えられる以前の人間の身体で召喚されました。(そもそも英霊は全盛期の姿・能力で固定される)ですが、怪物だった頃の吸血種としての力を失ったわけではありませんでした。ライダーには、直接噛みついて吸血する以外にもう一つの宝具『他者封印・鮮血神殿』によって結界内の人間を溶解して魔力を吸収する能力もありますが、あまりに悪目立ちすぎます。

桜ルートでは周囲にバレないよう、士郎に淫夢を見せることでこっそり魔術師の精に宿る魔力を吸収していたのです。また、士郎が凛の淫夢を見たのは凛が士郎にとって憧れの女の子だったからです。初めは未熟者である自分(士郎)との対比から優等生の凛を見ていたのですが、聖杯戦争の頃には異性としての好意を潜在的に抱いていたのです。

https://games.yahoo.co.jp/qa/detail?qid=13146190013


桜は好きだけれど、桜シナリオはわからない所だらけだ。