プリズマイリヤ7 過去編(第五次聖杯戦争)について
5年9ヶ月前朔月家
神稚児信仰の家の生まれ。この時は黒髪に赤い目の少女を保護。
こちらの衛宮士郎もちゃんと正義の味方を目指してたらしい。
しかしミユが可愛すぎたので、彼女を犠牲にするのを諦め、正義の味方も捨てる。
人は人を救うことなど出来ないのかもしれない。
できるのは選ぶことだけだ。
僕は、ただ少ない方を切り捨ててきただけにすぎない。
このシナリオにおいては、衛宮士郎は間桐桜を選べなかった。
奇跡はなく
希望もなく
理想は闇に溶けた
それでも、それなのに、まだ俺が残っている。
だから、これは祈りではなく
もっと独前的で矮小で
どうしようもなく無価値な自分に向けた近いだ。
皮肉なもんさ。
俺の手からは何もかもが滑り落ちていった。
何もつかめず、何も守れなかった。
そうして、空っぽになった手だからこそ
剣を握れた
大切だった人はもういない
引き継いだ誇りは自分で捨てた。
そうしてむき出しになった自分は、どうしようもなく空っぽだった。
すべてを失ってようやく、自分の為すべきことを定められた。
だから、遥な彼方へと呼びかけたんだ。
なんだっていい、だれだっていい、力を貸せ
その代わりに俺の全部を差し出す、と。
そんなガキの戯言に答えてくれる英霊なんて、独りだけだった。
人類のために振るわれるべきその力を、俺はたったひとりのために使うと誓った。
ミユがイリヤの世界に移動したのは、衛宮士郎が聖杯に祈ったから
ミユと士郎は魔力のパスがつながっていたから士郎は聖杯戦争で勝てた。
しかし、途中でミユが異世界に飛んだので魔力のパスが切れた。
私とミユは、世界を超えて、父と兄でつながっていた、姉妹だったんだ
ここで満足するやつには世界を救済する資格はない