なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

辺獄のシュヴェスタ2周目3巻  エラにロジックエラーが発生した瞬間

ナターリア副院長による選別。

「見渡すもの」を生み出し、「異物」を排除する。

修道院内のいじめ 「赤い夢」という噂を利用して仲間外れを作る

修道院は、この騒ぎを黙認している。多分この衝突があいつらにとって好都合なのよ。
たんなるなぶるものとなぶられるものの争いじゃないわ。
だから、あんたを吊し上げた連中をしめても終わらない。
倒すべきは、この空気を作った原因、赤い夢の噂だろ!

「私がそれをあんたたちに教えたら、あんたたちは何をくれるっていうの?あんたたちが私を守ってくれるの??」
「虐げられるものの背中には死神がいる。死神は殺せない。背負わされるか、他の誰かに背負わせるか、だ。私はまんまユーリアの死神を背負わされてしまったのだ」テアさんがやさぐれているのは、彼女が友達に裏切られたトラウマ持ちだから。

それでも、テアは、自分のかわりに他の人がいじめられるのを受け入れられるほどひねくれることができなかった。

誰だか知らないけど、そうやって後ろから投げつけている限り、一生かかっても、前を向いている人間の顔は汚せないわよ

なんで私達がそんな知恵を絞らなきゃいけないのかしら。
変わるべきは人をいじめてる奴らなのに。

それは……私達のほうが強いからよ。
虐める側っていうのは「標的を作ることで結束を生む」っていうその便利な方法に、真っ先に屈服したってことでしょ。
虐げられている人間のほうが、虐げる人間よりもよほどタフなのよ。
だから、私達が先に立って戦う。それだけよ

全員無条件で反逆者の疑惑をかけて、幻覚を見るまで拷問する 17名が処刑される

長時間の暗闇に置いて、心のそこで一番信じているものを幻視するまで追い詰める。
ついでに食事にはやっぱり薬を入れている。

私はエラとは違う。
守り抜くことも捨てることもためらう凡人だ。
でも、神が天才を作るなら、凡人だって自分で自分を作るさ。
人を甘く観るんじゃないよ。

ヒルデがこの試練に耐えたのが本当に凄い。

最後の食事というなら、あれが私の食事だわ。
パパとママを奪った奴らに、最後の思い出まで塗りつぶさせて貯まるもんか。

エラはまた乗り越え方がストイック

母さんは苦痛の中で一生を終えた。
楽しい思い出だけ取り出して、心の糧にして生きるなんて、
死んだ人の骨をしゃぶるような、卑怯な生き方は出来ない

ニ年生 コルドゥラが登場

しねばどれほどらくだろう。
それでも、私が生き延びなければ、
五人で戦った日々が未来につながらない

三人分の食事しかないのに五人で助かろうとした。
一人は体力が減って凍死、一人は耐えきれず食事を取って裏切り。
一人は、その裏切り者を殺した後罪をかぶって一人で自殺。
「もう一人も春が来る前に病死」←ここがわからない。


6巻のジビレはだいぶ印象変わったけど、3巻のジビレはマジでクソ

他人を密告することで褒めてもらう。まるで私のようなはてな民のようではないか。同族嫌悪が半端ない。それだけならまだいいが、「嘘を付いてまで人を陥れようとする」のははてな民以下のゴミ。しかもこれで逆恨みしてるんだから本当にクソ。


ジビレがクソすぎるので、エラが自分の意思で初めて人を殺そうとする

「一万人で一人を嬲り殺したら、罪は一万ぶんの一?
 一人ひとりの罪は、限りなくゼロに近くなると思うの?
 エラは肉を断つ手応えから逃れ、あなたは友達のためという大義を得る
 そうすれば、ジビレが味わう苦痛の責任はどうなるの?
 罪は、分け合えない。薄めていいものじゃないのよ。



ここまでは、実に一直線で面白い復讐譚。


ここで、エラに深刻なロジックエラーが発生する

彼女を育てた親は善良過ぎた。
その教えが、復讐のためなら人を殺してもいい、という割り切りを赦してくれなかった。
復讐のために傷つける相手、頃す相手をすべて背負うことになる。


今まで母の幻覚の前以外で全く弱みを見せなかったエラの表情が急に弱くなる