なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「チキタ★GUGU1」

「小林さん家のメイドラゴン」が好きな人にこの作品おすすめする、というのはダメだろうか……。



あいつらはずーっと迷っているんだよ。ずーっとわからないんだ。一体自分が人間を憎いのか恋しいのか

人間はおかしな生物でね。
時々人間以外の生物とも家族とか友人とかになれるんだよ

「どうしたらいい?人間と家族や友人になるには」
「話しかける。時々触る。これがポイントです
 これを繰り返してゆけば、そのうち人間は勝手に
 あなたの家族や友人になってゆくでしょう」

てめーら。たった百年生きるのも難儀な弱虫のくせに
アホなことにうつつ抜かしてんじゃねえ。
せっせと生きろい!!

テレてるのか?自分のエサ相手に。赤くなったりして、まるで人間だな

ヒナが何羽いた?3羽か。じゃあジャストじゃん。人間の命もあの赤ん坊のでちょうど3つ目。これであいこだ。

君はあの鳥が一体いつ命を失ったかわかるかい?きみが鳥の傷に気づき、その血に痛ましい、と心を寄せた時。鳥はもう死んでもいいと思ったんだよ。君の気持ちに気づいて、あの鳥は死んでいったんだ。どんな怪物でもね、「わかってもらえる」ってことにはすごく弱い

百年ってね……そういう時間なんだよ

私は知らなかった。自分の幸せが、他の人間にとってどんなにおぞましいものかということを。私たちはまるで全ての人間の敵のようだった。近隣の村人も、戦闘中の両国の兵士たちも、誰ひとりとして私達を許さなかった。

「許しておくれ。全部私達が悪かったんだね。人の道を大きく踏み外してしまったんだもの。でも、そうしなければ生きていけなかったんだよ」

私は、母の体を口にすることはできなかった。それは愛情や罪の意識なんかとは関係なく、もうすでにその時知っていたからだ。自分が何かを食べたり飲んだりすることだけで命を繋いでいるわけではないということを。

どんなに食べるものがあったってね。あの時お前に会えなきゃ、おれはあのまま死んでたんだよ。だって、ひとりぼっちだったんだから。誰だって、他の誰か無しで生きていくことはできないだろう。言葉とかぬくもりとか、何かを分け合う誰かが……

多分、そうせずにはおれないんだよ。俺はこれからも狼から人を守ろうとするし、ちょっとでも言葉をかわした人間があんなになればまた泣くし。

だけどそれは狼やお前らのような人食いが全滅しちゃえばいいなんてこととは違うんだ。だって俺は狼も、それからお前のことも好きなんだよ。

「俺と一緒にいたからあのおじいさんとおばあさん死んじゃったのか」
「それはお前のせいじゃないんだよ、シャルボンヌ!」
「そんで…これからも、ずっとこうなんだ……」
「シャルモンヌ」
「そんなら、もう、いいや。もう……いいや」

人を食べると、体が温まって幸せな気持ちになる。でも最近はあんまり人を食べてないな。そっか、腹が減らないんだ、最近

そうだ、チキタと一緒にいると、なんだかいつも体があったかいんだ。そんで最近全然腹が減らないんだなー、俺。

もうお前のことはよく知ってる。家族みたいに。
どうしたらいいんだろう。無邪気で残酷なお前を知れば知るほどどうしたって、もう憎めない。やっぱり俺はこいつを憎めない。