ともあれ互助会は滅びるべきである

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ハッピーシュガーライフ4巻  能動的な悪と、受動的で自己完結的な悪ではどっちが魅力か

正直読んでない人には何言ってのかわからないと思うし、読んでても何を言ってんだこいつみたいな話ではあるのだけれど。

やはり物語は能動的なのが良いよね、という感想。この作品、1話の出来は本当にものすごくよかったけど、それ以降の部分ではあんまり盛り上がりを感じない・・・。

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悪の教典」ならぬ「愛の教典」的なサイコサスペンスを楽しめるかと思っていたが、明らかに失速していってる感じがある。テンポが遅すぎる。

現時点では、あまりにも素晴らしい一話がMAXだし、このまま話が盛り上がらないようなら読み切りがベストだったというオチになってしまう気がする。あまりに一話がうますぎたせいで、松坂さとうのキャラクターは、一話で十分すぎるほど表現されきってしまっている。 そのあとにどんな事実が出てきても特に衝撃はない。ハスミンのように、話が進むたびに、読者がハスミンというキャラのどす黒さの認識を強めていく、という効果もない。

そもそもこの作品において別に松阪さとうのキャラクターだの、ましてその周りのキャラクターだのの話はそれほど重要ではない。

 

悪の教典」は徐々に「読者の世界」である学校を侵食していく悪魔という展開であったから恐怖があった。ハスミンからすれば攻めだが、読者したら守りである。だから、読者の壁となるサブキャラクターたちもある程度どういうキャラクターか気になる。

しかしこの作品の場合、もともと狂人である松阪さとうは世界が閉じていて、読者側の世界からは遠く隔たっている。犯人側が守りで、読者が攻めだ。主人公である松坂さとうに攻めの意欲がない。これでは物語が動かない。 キラに積極性がない「デスノート」みたいなもんだ。これでは物語に動きや緊張感が発生しにくい。この状況で周りの人間の描写なんかされても、テンションが維持できない。どうでもいいのだ。あげく、サブキャラクターたちも変態ばかりの濃いキャラクターにしているが正直全く魅力を感じない。まだ、つまらない作品だったが「穴殺人」のほうが必然性があって納得できた。

 

「隠し事があって、それがばれるかも。守らねば」みたいな展開は、主人公が能動的で積極的にドラマツルギーがあるデスノートなんかと比べると動きが乏しい。むしろばれてから物語を動かしてなんぼでしょう。しかし、この作品ではそれをやると話が詰んでしまうので難しいね。

 

うーん、うまく言えないが、主人公の異常性を描きたいなら、周りの人間も変態とか異常みたいに描かないほうがいいんじゃないの?とは思った。しかも、変態なだけで、全然主人公と対等じゃない。こういうところも盛り上がらない理由の一つである気がする。



ただ、これは私が松坂さとうをメインに考えているからで、作者としてはそうではなく、誘拐された少女を中心にした作品を考えているのかもしれない。だとすると少し解釈の仕方が変わってきそうだ。


まぁとにかく、これが真の愛だとか言ってた例の彼には申し訳ないけれど、これは私が求めてる系統の面白さじゃない。

愛の形って、まぁカップルの数だけいろいろあるのかもしれない。奪うとか、与えるとか、受け入れるとか。そのうち初手で「奪う」についてMAX値まで踏み込んでしまった以上、第一話のインパクトこそ大きいものの、それを越えるインパクトは難しいよね。



うん、やっぱり何を言いたいのか自分で整理できてないね