なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「ib~インスタントバレット」4  誰かの代わりにしかなれなかった悲しい願い

もっと怒らなきゃ。
こんなのは全然足りない。
僕はまた何もできなかった。
何もできないまま、いつかこの怒りと衝動を忘れていく。
何もしない自分を受け入れていく。そんなのはもう……。
僕は何かをしなきゃいけないはずなのに。何をすればいいのかだけがずっとワカラナイ
教えてくれ。僕は彼女たちのために何ができる?



私たちには何もなかった。
親もいない。友達もいない。
自分を助けてくれる人なんていなかった。
だから自分で自分を助けるしかなかった。
そういう事情を汲み取ってもらえると嬉しいです。
だから、彼女を。
自分自身しか頼る人のいなかった私を。
昔の私を、守ってあげてください。



孤独な人間は、本当に人が嫌いなのだろうか?
逆に人を求めるからこそ人を遠ざけてしまうこともあるのではないか。
本物の関係を求めるからこそ、無条件の関係を信じられない。
友達にはなれない。関係に理由を求めてしまうから。

見たことのないものは信じられない。
愛されたことがなければ、愛を信じられない。
愛を信じられないならば、愛以外の感情を信じるしかない。
利害関係や敵対関係といった、確かな関係しか求められない。
それはクロ君だけの話じゃない。きっと、愛を信じられないすべての人が。



私にとってあなたは逃げ物以外の何物でもないし。
きっとほかの人も、偽物とまではいかなくとも本物だとは思ってくれない
自分にとって自分は、本物以外の何物でもないのに。
代替品は嫌なのに。どうしようもなくて、苦しい。




だれだって、失ったものの代役を誰かに求めているし、
だれかは誰かの役をこなせてしまう
自分にしかできないことなんて本当はない。
運命の相手も絶対の関係もない。
誰しもが誰かの代用品。
でもそれは絶望のようで希望でもある。








僕らは互いに怯え過ぎていたんだ。
真実をしればこの関係は壊れてしまうんじゃないかって。
でも、もういいだろ。お前も言いたいことがたくさんあるだろ。
好きなだけぶちまけろよ。
僕はこういう日が来るのをずっと願ってたよ。
ずっとため込んでたこととか、僕に対しての文句とか、いろいろあるんだろう。
聞かせてくれよ!

これから3人で話をしよう。
本当のことを話せば、失望も怒りもあると思う。
それでも僕たちはそれから逃げ過ぎたんアd。
全部そっからだ。
だから帰ろう、僕たちの家へ