有害都市 ポリコレによる表現規制がテーマのマンガ
有害都市 下 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)[Kindle版] | ||||
|
えーと。
テーマは面白いがはっきりいってマンガとして面白くない。
なので作品内容紹介などはせずに適当な感想だけ。
いや、マンガとしても4~5話くらいまでは面白そうだったんだけれど
最後の方は藁人形ものになっている。
というか、表現者も表現規制側も特殊すぎて全く世界に入り込めない。
読んでて遠い世界のおとぎ話を読んでいるような感覚だった。
でも、これ作るのが難しかったんだと思う。
フィクション部分を強調するか
現実のアメリカ表現規制の問題などを描くか、という部分が
そもそも対立してしまうし、
同様に、未来のリスクについてSFチックに描写したいということと
今現実において語られている問題を紹介しておきたいということは
やはり対立してしまう。
そういういろんな矛盾点の間に
うまい着地点を見いだせなかったのだろうなと思う。
これなら素直に華氏451度や図書館戦争を読んだ方がいいのではないかと思う。
やはりマンガは、まず何よりテーマよりエンタメでなければだよね。
華氏451度〔新訳版〕[Kindle版] | ||||
|