なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

意識して避けるようにしたい「ネットで議論をぶちこわす」ための7つの行動

ブラマヨ吉田の長谷川豊に対する見解はこうらしい。 - Togetterまとめ



これはひどい

「議論をしてはいけない人の特徴」をほぼすべて満たしている。絶望的に議論できない人だ。






①「議題に対する圧倒的な理解不足」→「ずさんなたとえ・アウトプット」



根本的な問題として、この人は長谷川豊さんの記事を読んで、それを鵜呑みにしたままの認識でしゃべっており、「透析患者」に対する偏見もそのまんま引きずってます。

3つ目のツイートはかなり問題がある発言ですね。


ところどころに性格はいい人なんだろうなという部分は感じるのですが、情報不足すぎて「理解が足りないバカの無責任な発言」になっています。

長谷川さんの文章しか読んでないという時点で議論に参加して問題提起をするための前提条件を満たしていません。



ブラマヨさん、ネットの議論はテレビとは違うんです。

番組が準備してくれてる情報で必要十分を満たしており、それだけをもとに発言すればいいというものではないのです。

インプットの段階から責任があるんです。

どの程度の情報を収集できるか。そういうところも大事なんです。

口を開く前にまずちゃんとその議論について何が問題なのかもうちょっと勉強してください。

インプットをおざなりにして、ずさんな理解で発言するというのは、ネットでは無責任なんです。

その点をまず理解してほしい。


「自分の理解してる範囲がすべて」でその外側に自分が知らない事実や意見があるかもしれないということを、

せめて意識だけでもできない人は、ネットでは「まだ」発言をしてはいけません。

つまり「まだこの話題についてよくわからないから意見が言えない」「教えてください」「この理解でよいか確認させてください」というモードでとどまることが大事です。




このモードで発言をすれば、断定的な物言いはしないでしょうし、自分と違う意見があってもすぐにそれを取り入れることができます。

長谷川豊さんにしても、ブラマヨ吉田さんにしても、このモードを十分こなした後でなければ「強い言葉を使った発言」などできないはずです。

「強い言葉を使った発言」は、今回の長谷川豊さんのように、伝え聞きレベルや思い付き程度のレベルの話を述べるときには全く向いていません。





改めて思うけど、テレビって議論のありかたそのものを根本的に誤解させてませんか?

TVタックルとか、太田総理みたいな番組って

差し出された情報のみで考えて、強い発言で場を盛り上げるのが議論という誤解を与えてるのだとしたら、これはかなり有害だと思うなぁ。






②「議論が深まっ太郎」「ヒロイズムの錯誤」=議論が自分の都合よく進むのを当たり前と考える勘違い



「ほかの人が言わないことを言う勇気のある人すごい」という勘違いしてる人。
本音至上主義と読んでますが、このタイプの人たちは個人的に9割以上の確率でただのバカですからね。
勇気がある人と、バカの区別がつかない人は、ほんとだめですよ。

はてブでも必ず出てくるのですが、一定数以上の批判が集まると「弱い者いじめはやめろ」という話をする人がいます。
「バカな発言をしたら突っ込まれる」のと「勇気のある発言をしてる人が迫害される」は全く別です。この言葉で批判そのものを無効化することはどうかと思う。

とはいえ、私もはてブスクラムは嫌いです。ホッテントリして後からやってくる人たちの中には「バカな発言をしたら突っ込まれる」の覚悟もないカスみたいな人をよく見かけます。



③「建設的な議論をしよう」「議論の生産性を意識しよう」(自分の思った通りでない意見は生産性がない&建設的じゃないとして却下)」


この言葉が出てきた時点で、もうその人とは会話を打ち切るべきというくらいのNGワードです。

私も途中でこの発言をしたくなるときはありますが、「これを言ったら負け」と考えておくべきだと思います。

「建設的な議論をしよう」「議論の生産性を意識しよう」は自分の思った通りでない意見は生産性がない&建設的じゃないとして却下するという合図です。

つまり、自分に都合の悪い話は聞かない宣言とみるべきです。

なんでや、言ってることは間違いじゃないだろという人がいるかもしれませんが、

本当に建設的な議論を心がけている人は、議論が始まる前にいろんなルールやふるまいを意識してる人です。

議論が自分の思い通りに進まなくて、こういうことを途中で言い始める時点で、その人は偽物と考えるべきでしょう。




④「俺はあいつのいいところを知っている(人格の問題へのすり替え)」「ネットDE真実」



自己啓発系が駄目なのは、こういう時にこういう発言をしてしまう人たちが出てしまうことですね。
ブラマヨさんは、ネットに関しては、最先端どころか、周回遅れになっていると思います。

「マスコミが報じきれない事を教えてくれる人」がすごいというのは「ネットDE真実」クラスタであって、そういう人たちが長谷川豊の支持層なんですよね。陰謀論とか、とりあえず大声で現体制批判とかそういうところを期待する人。 世の中を動かしてるのはそっちじゃないです。




⑤「言葉狩りするな!」という「問題の矮小化(=この発言がまずかっただけだよね?)」

「俺に文句を言ってくる奴は全部kanoseと本物側一派だ!」くらいのはつげんですよこれ……。


自分でも、口が悪いことが議論にもたらす弊害を認めてるじゃないですか。
身内だと口調が強いなぁ、でもそこは受け取ってちゃんと議論しようよ、ってなるのに、相手がそうだと語り合えない、となるのは矛盾でしょう。



⑥「真意システム」




自分の表現がどういう効果をもたらすのかわからない人が公の場で発言したらだめでしょう。
第一「発言のきつさだけの問題」と思っている時点で、真意を都合よく解釈しすぎです。
本人が真意システムを発動させるだけでも問題なのに、周りの人間が勝手に代弁するという意味で二重にアウト。

せめて、長谷川さんはこういうことが言いたかったに違いない、じゃなくて
「私は長谷川さんの発言からこういうことを読み取りました」「こういうところが大事だと思います」という表現に変えましょう。




⑦「ネットのやつらはバカばかり」「ネットはこれだから窮屈なんだ」などの捨て台詞。







ブラマヨさんを叩くのではなく、反面教師にして、同じようなことをしないように気を付けよう


ブラマヨさんは「まだ」ネットで議論に参加しようとしてはいけない人がよく言う発言を軒並み全部踏んでいると思います。


教科書にしたいレベル。


よく知らんのにいっちょかみして自分のところに火が向かったときに青二才さんが以前こういう態度をよくとっていましたね。


ネットに限らず、こういう態度で議論ができてきたと思っているなら、それは根本的に勘違いじゃないかと思っています。


議論をしたいなら自分が言いたいことだけを一生懸命言ったり、いきなり変な例えをするのではなく、

まずちゃんと他人の話を聞いてほしいし、ちゃんと勉強してほしい。

他人の話は聞かないけど自分や長谷川豊さん話だけちゃんと真意も含めて理解してほしいというのはバランス的におかしいです。



なので、私たちは、こういうダメな例を参考にしながら、ちゃんとした議論をできるように心がけたいところですね。






批判する側も、twitterはてブで書き捨てするんじゃなく、ちゃんと考えよう

とはいえ、twitterはてブでの反応が彼をよりかたくなにさせているのは間違いないと思う。

本来、会話のキャッチボールをするためには

①「あなたが言いたいことはこういうことですね。」(キャッチボール理解・確認)

②「でもこういう点は違うのではないでしょうか」「この点についてはどう思いますか?」「私はこう思うのですがいかがでしょうか」(投げ返し)

という形が必要になります。

しかし、twitterの140字制限や、はてブの100字制限では、自分の意見を言う側しかできない。

意見が違う場合、キャッチができないんですよね。

親しい人の間柄であれば、自分の発言が140字に収まらなくても待ってもらえますが、そうでない場合はあまり期待できません。さいしょのひとことが大事、となった時に最初の発言で見切りをつけられやすい。頭に血が上ってるときは特にそうですね。なので、やってはいけません。

ブログなどある程度ひとまとまりの発言ごとにやりとりする形式だとそのおかしさがよくわかるのですが、twitterやDMで会話をすると、その場の雰囲気では相手の方がよくしゃべるのでなんとなく勢いに押し切られたりすることがあります。そもそもちゃんと考えて議論すべき話題で、リアルタイムの応酬が求められるtwitterは向いてません。

なので、厄介な人だと思う人ほど、twitterで会話してはいけません。もう私も、twitterでは、よほど親しくない限り、「意見が違う」&「攻撃的なツイートをしてくる人」とは会話したくないです。