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歴史マンガはいい文明

「風雲児たち」から初めていろんな歴史マンガを読みます。オススメの歴史漫画あれば教えてください

大学中退して起業しよう学生は、中退する前に「銀と金」を100回読み直すべき

後でUSTREAMでもやってみようかなと思ってそのための簡単な原稿のつもりで書いたら普通に長くなってしまった。。。

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私は比喩がへたくそであり、へたくそな比喩はどうしても現実と乖離を生じるため害のほうが大きいのだけれど、株をやったことがない人にはわかりにくい感覚についてちょっと説明してみたい。





先日、大学入学も半年もたたずに中退し、やることも決めずに起業を目指す若者が話題になっていた。
これについて「やぎろぐに騙されて、優良株を捨ててクズ株を掴まされたかわいそうなバカ」というイメージで語ってる人が多いと思う。

たとえばこういう論調の記事ね。

イタイケナ大学生の人生を台無しにする「八木仁平のブログカレッジ」!? - Hagex-day info
最新の「自称プロブロガー(無職)」に見られる20の傾向 - Hagex-day info



私はちょっと意見が違う。

クズ株を買うことそれ自体はバカではない。
 クズ株を高値の時に掴んで損切りさせられる奴が間抜けなのだ
 でも、ほかに選択肢があるならできる限りクズ株は触らないほうが良いよね

という感じだ。さらに言うならば

自ら進んでクズ株を買う人に、それはクズ株だといっても無駄だ。
 そのクズ株は間もなく暴落するぞということが言えない限りは
 彼らはイナゴのように鉄火場に飛び込み、そのまま死んでいくだろう

 

どういうことかというと

倫理面を無視するなら、やぎろぐは間違ってないと認めてもいい。
しかし、たとえやぎろぐが正しくてもなおこの学生の考えは間違っている。
なぜなら、タイミングが悪すぎるからだ。
その選択肢は今のタイミングではもはや死亡フラグでしかない、ということを
理解できない状態はあまりに危険すぎる。




人生の重大な選択を株を買うという形で漠然とイメージしてみると

①株を買うための資金は、それまでの人生の蓄積である。

 親が裕福だったり、いい大学に入ったとか、コミュ力高いとか、何かスキルを身に着けてきたとか、
 友達をたくさん作った、というような要素をざっくり投資資金とする。
 さぼっていれば資金は徐々に目減りし、頑張っていれば徐々に増えていく。

 (うん、このあたりですでに漠然としている)

②「選択」をするためには資金がいることとする。

 「いい大学を出て」「良いスキルを身に着けていて」「コミュ力高い」人以外には選べない選択がある。
 これらはいかに望ましい選択肢であっても、それ以外の人には手が届かない。

 逆に、「学力や金銭様々な事情であまりレベルの高い大学に入れなかった」だとか
 「大学中退した」「コミュ力が全くない」「特に実績やスキルもない」人は
 そもそも買える株がほとんどない。優良株は手が届かない。

③原則として、優良株は高く、劣悪な株は安価でたたき売られる。
(多くのものを要求される。良い企業に入社したらそのあとは楽できる、ということはまずありえない。
 例外は少なくないが、やはり給料がよく福利厚生がよい会社は
 そうでない会社よりも、それだけ社員に求められるレベルはやはり高い)



④ある程度「リテラシー」が高ければ、どれが優良株で、どれが劣悪な株(クズ株)を判別できるものとする
 リテラシーが低すぎると、その判別はできなくなる。



⑤相場は水物でありごくまれに、クズ株(起業or無職orブラック企業への就職なd)が
 ごく短期的に「仕手」によって高騰することがあるし、
 優良だと思っていた株(上場起業への就職など)が東芝やシャープ、PCデポのように崩れさることがある。



こういう感じになる。



以上を踏まえて、クソ株の特徴を語るとこんな感じだ。




クソ株であればあるほど、IR詐欺で価格を吊り上げた後に大幅下方修正を連発する。

プロブロガー集団が金銭やPV報告をすることをやめろっていう人多いが、

私の意見はむしろ逆だ。

この人たちは、一度でも報告を始めたなら、一定の期間ごとの報告を絶対の義務とすべきだろう。

その際は自己申告ではなく、きちんと証拠をしめすべきだ。

それができない人は信用しなければいいだけのこと。



トレンドが去った後のクソ株は、価値が紙くずレベルになる

ノマド」についてはもはや話をするのも恥ずかしいレベルだろう。

「アフィリエイター」はともかく「プロブロガー」は残念ながら永続的に上がる株ではない。
まして、起業したわけでもないただのプロプロガーがすすめたからといって、それを進路にするのはもうクソ株ですらなく、未公開株を買うようなものだろうか。

1円にすらならない可能性すらある。なんで起業したいならせめてそういうところに相談に行かなかった?。


クソ株でも買うタイミングと売るタイミングさえあっていれば儲かるといえば儲かる。

クソ株はボラティリティ(価格変動率)が高い。

http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65801533.html
ずっと底値圏をうろうろしてたと思うと、いきなり株価が10倍になるみたいなことがたまにある。

中身がわからないものほど、だれも正しい価値がわからないから

過剰に価値を高く評価されてすごい高値が付くときがある。

この時、安値で買って高く売ったやつは勝ち組だ。

逆に、高値で買って損切りさせられる奴はバカだ。


ノマド」でも「プロブロガー」というものについてもこの考え方が大事だ。

実態の価値より低く見積もられており、いまここから価値が上がるときに始めるなら

そいつは最初バカだと言われていようが大きなリターンをえることになるだろう。

逆に「プロブロガー」という生き方がすっかりメジャーになり、

コモディティ化して価値が落ちる段階になってから始めるやつは一番高値でつかまされてババ抜きで負ける間抜けである。




クソ株がの値段が上がるときは仕手筋や煽り主がいることが多い。

たとえばこんな感じである。
過去に相場操縦の容疑で強制調査された杉本晃志郎こと堀江満さんとその信者、絶賛買い煽り中にゲーム屋エディアの上場ゴールに遭遇 : 市況かぶ全力2階建

そして、クソ株をあおった人間や仕手筋は、高値で売り抜けてとっくに去っていく。

後に残るのは高値をつかまされたリテラシーの低いマヌケだけである。

何かについて、やたらと過激な煽りをする人がいたら、それは間違いなくクソ株の証だ。




「大学中退して起業目指す」は新興市場株あるいは未公開株を買うようなもの=タイミングと運次第では優良株よりも短期的に儲けることはできる

はっきりいおう。「大学中退して起業目指す」という選択は良くてクソ株。悪い場合は一円にもならない未公開株を買うようなものだ。

だが、クソ株を買ったという時点で即間抜け呼ばわりは違う。タイミングさえあっていればそれは決して間違いではないのだ。

くだんの学生は、「プロブロガー」や起業という選択についてどの程度知ってその株を買ったんだろう。

①安価で買える(学歴不問。初期投資や維持コストも少なくて済む)

②なんとなく一攫千金のチャンスがあるように見える。

③なんとなく自由があるように見える

などの理由で一部の人間が我も我もと群がって価値が高騰している。

今の時点から買いに行くのは正直高値ツカミになる可能性が高い。



初期から始めている人と、高値圏から始めている人ではそもそも条件が全く違う

ここからは、底値圏で買っているやぎろぐやイケダハヤト以外のほとんどすべての人間は
大損をする危険があるといえる。

やぎろぐやイケダハヤトという人間と、今から始める人間ではまるでリスクが違う。

やぎろぐやイケダハヤトは、ちょっとくらいプロブロガーや起業の価値が下がろうが

すでに莫大な利益を得ている。 

安全域からあおっているわけだ。 だが、今から買うやつはリスクとリターンが合わない。

ある程度はそれでも株価は上がり続ける。だが、一定ラインを越えるとすべてが逆流する。

逃げ場なしの6日連続ストップ安、アキュセラ・インクが下落率で5日連続ストップ安の2006年ライブドアを超える : 市況かぶ全力2階建

鉄火場のブランジスタ、2.5億円の見せ板で株価を高く寄らせてから突き落とす嵌め込みが発生 : 市況かぶ全力2階建



 

クソ株をつかんでるだけでバカにするべきではないが、どう見てもすでに超高値圏のクソ株やまるで成功する可能性がない未公開株をつかみに行くやつは間抜けと呼ばれてもしょうがない。


言っておくが、失敗しても誰も助けてくれない。

そういう博打は余裕資金でやるべきだ。

やぎろぐを見ればわかるが、

彼はすでに数年以上食っていけるだけのプラスを確保したうえで、

さらに一定以上の収入が入る状況だ。

この状態で大学を中退するならまぁ好きにすればいい。

(さらに彼はちゃっかり大学を卒業している。
 煽り主が、どこまでもきっちり安全圏を確保しているのは完全な暴落フラグ)

掛け金が少ないからこそ、クソ株に全力投資して一気に資産増やしたいという気持ちはわかるが、

クソ株はタイミングが命だ。今買うということはこうなる。

仕手株と化した倉元製作所、中の人に半額シール貼られる : 市況かぶ全力2階建


 

「大学で勉強頑張っていい企業に就職する」は、よほどのことがない限りは圧倒的に安定している

こっちのルートが選べる人はぜひそうしたほうが良い。

給料が入るたびに買い増ししていけばそこそこ何とかなるものだ。

とはいえ、アメリカと違って日本のGDPはここ20年横ばいで、

日本を代表する企業に入社しても右肩上がりを経験できないという苦しい状況にある。

そもそもこれが問題なのだということはもう少し共有されるべきちゃうかしら。






銀と金」の中でも6巻の麻雀は屈指の名勝負だと思う。