なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「もっと下手に出て、マジョリティの気分を害さないように説明しないと聞いてあげませんよ?」って私言いましたか?

んー……。


前の記事について批判されるのはいいし、200ブクマ超えたあたりから脊髄反射的なコメントが増えてくるのもしょうがないとあきらめてます。




でも、私の言い分が

「もっと下手に出て、マジョリティの気分を害さないように説明しないと聞いてあげませんよ?」派のみなさま

このケースにあてはまると言われるのはさすがに心外です。




でも、そう言っちゃってるように見えるかなぁ……。うーん。

確かに記事の最後の方はそれらしきことを言ってるかもしれない。はてこさんを「無能な味方」扱いしてるということは「もっと下手に出て、マジョリティの気分を害さないように説明しろ」って要求してるように読めたかもしれないし、自分の中でそういう気持ちがあったのかもしれない。




なのでもう一度自分の立場を整理してみるね。

わたしはわたし自身のために、「自分が過去に書いたものが曲解されて、こともあろうに同性愛者に対する差別的な言辞を正当化するために使用された」ということに対する怒りの告発をしたのです。けっしてボランティアで優しくあなたがたを教育・啓蒙するためでも、それによって理解・支援「してもらう」ためでもありません。ましてや差別を「やめてもらう」ためでもありません。何か勘違いして権力勾配の上座から「もっと優しく教えて我々を納得させよ(大意)」などとおっしゃる方々に伝達したいことなどはなから何ひとつない

私は、本当に彼女の目的がこれだけなら何の文句も言うつもりはありませんでした。



私は「ヒラリースワンクinレッドダスト」の記事において「自分がつらい」という権利は認められるべきだと主張しています。怒りや被害の感情を表明することは大事だと思ってます。



でも今回のはてこさんの記事ってそういう感じじゃ無かったよね?私はそう思うのですが。




私が否定したかったのは今回のkotneiさんのやったような「しばき隊」的な行為です。これは「怒りの告発」でも「被害を訴えること」と認めることはできない。あれは単なる正義の名を借りたリンチであり、はてこさんの記事も、被害の訴えや怒りの表明を越えて、やたらと攻撃的だったように思います。




これを混同されても困る。




私が今回批判の中心にしてるのはこの部分だってことくらいは理解してほしい。





だからはてこさんがさとなおさんと同じように

「何か勘違いして権力勾配の上座から「もっと優しく教えて我々を納得させよ(大意)」などとおっしゃる方々に伝達したいことなどはなから何ひとつない」

とおっしゃるのであれば、それは好きにすればいいんじゃないかなと。ただ、そういいながらも「自分の話を聞かない人」に対して嫌味を言ったりこき下ろしを加えるなどやりだしたら、もうだめでしょ。「伝達したいこと」はなくても「伝わってしまうこと」はあるんだから。





また、こちらも繰り返し言いますけれど、はてこさんやkotneiさんに対する気持ちは、差別以前の問題だと思ってます。

「単なるむかつくこといわれたりされたりしたことによる反発」だと私は考えてます。「差別の話について、分かりやすく言わないと聞かないぞ」という話じゃなく「たとえ対等の立場でも聞かない」です。


つまりこういうことです。



「下手に出ろ」とは言ってません。「いきなり人に殴りかかるのはやめてください」「無知であるというだけでリンチ行為するのに正当性あるんですか?」という部分に限定してるつもりです


この言い分すら「もっと下手に出て、マジョリティの気分を害さないように説明しないと聞いてあげませんよ?」と言ってるように聞こえるならもう何もできません。

「私たちは常に脅威にさらされているから対抗としての暴力が必要だ。それをやめろと言われるのは実質的に下手に出ろと言ってるのと同じだ」と受け取られるなら、信頼してもらえなくて残念です、となるだけです。



「差別や貧困という問題については説明しなくても自分から学んでわかろうとするべきだ。無知な時点ですでに罪だ。理解しようとしないやつは相手にしない」とか
「先に差別されて被害も受けてる。攻撃的になるのはやむをえないしそれを止めるやつは差別側だ」みたいなこと言われたらやっぱり身が竦む。


わたしも、はてこさんも、お互いに強い言葉で相手を批判しすぎてるのかな。


そのあたりはもう一度考え直したいです。