なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

マジックワードについて

没3。

マジックワード最大の問題は、
裁判における「立証責任ルール」のようなものを破壊してしまうことにあると思います。

つまり、「お願いしているのはおまえで、それを納得させるのはおまえの役目だろ」というところが云々
という話をかきたかったのだけれど、力尽きた。


最近、各地のホテルに泊まっていすごく不思議に感じていることがあります。それは、「当ホテルの環境への取り組み」というようなことを客室の中で発信していることです。 もちろん、環境やエコに対して意識を高くし取り組むことは、とても素晴らしいことです。


でも、私が不思議に思っていることは、それを自分からエコだと言ってしまうことです。例えば、トイレットペーパーホルダーに「当ホテルは地球への環境を考えています。地球への環境への配慮のため、トイレットペーパーを最後まで使い切るようにしております。何とぞ、ご理解下さいますようお願い致します」なんて書いてあるんですね。 もちろんトイレットペーパーを使い切るまできちんと活用するのは素晴らしいことです。でも、自分たちからお客様に対して「これがエコへの取り組みなんですよ」 ということを言う必要があるのでしょうか?ただ、言いわけをしているだけか、もしくはホテルが取り組んでいることをお客様にも押し付けているだけではないでしょうか? だって、本当にエコのことを考えているなら、まだ使い終えていないトイレットペーパーは、従業員トイレで使用したり、別の掃除に使ったりと、お客様とは関係のない部分で活用できるはずです。



「当ホテルは地球への環境を考えております。そのため、取り替える必要のあるタオルだけはバスタブに入れておいて頂ければ取り替えます」というようなことを書いているホテルも、すごく増えました。そのオペレーションは、確かに地球にも優しくて、しかもしなくていいホテル側の負担が減ることにもなり、個人的にはとても共感します。でも、それを「地球への環境の配慮のため」なんてホテル側がお客様に伝えるのはちょっとポイントがズレていることなのです。 「バスタブに入れておいて下さいね。そういうルールでさせてもらってます」とだけ伝えれば、「そうか。ホテルの皆さんも、使ってないタオルをわざわざ洗う手間も省けるしそれだけ地球に優しいよね。だったらちょっと、僕らも協力しますかね」とお客様が思ってくれればいいことであって、それを「地球の環境のためだから、いいよね?」と言いわけのために持ち出すのはよくないと思うのです。「地球の環境のためだから、納得してくれるんでしょ?」という言いわけにしかならないんですね。わざわざホテル側からそういうことを言わなくてもいいのになあ、というのが個人的な感想です。


ホテルだけではなくて、役所やオフィスなどでも「地球温暖化防止のために、ノーネクタイの軽装で接客させて頂いてます」「地球環境への取り組みのために、冷房を切っておりますのでご協力下さいませ」 みたいなことを貼り出しているところがあります。これらも結局、お客様への押しつけなのです。そんなこと、いちいち地球温暖化なんて大層な理屈なんてつけなくてもいいのに、と感じます。


「世界平和のためにもご協力を…」とか「お客様のために一生懸命コツコツと…」とか、別にそれ自体はとてもいいことなのですが、言わなくてもいいのに言ってしまうことで、押し付けがましくなってしまっているんですね。「そうさせてもらっています」と言えばいいだけで、もしくはそれを言わなくてもいいぐらいで、「これは地球のためだな」とか「経費削減だな」なんていうのはお客様が判断すればいいだけです。それをわざわざ、「社会のためなんだから、理解してくれるよね?」 と押し付けなくてもいいのです。