なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

他人を不快にさせる文章を書く2つの方法

1 他人の内心の忖度をする(主にネガティブな方向だが、良い方向でもダメ)
2 恣意的な基準で人を区分けし、「良い」「悪い」などの恣意的評価を行う


以上です。



他人について言及する、という時点でリスクをはらみます。
ましてや、その他人について行動や発言を十分に観察すること無く
一見で、直感で、その人の心情を勝手に判断すれば
人を不快にさせるリスクは無限大に膨らみます。



これだけでも危ないというのに、そこで
他人と共有しにくい自分の価値観を前面に押し出してみるとどうなるか。

価値観を前面に押したすという行為は、
もともと慎重にやっても戦闘準備と受け取られるリスクが高まります。
まして、根拠や説明のための労力を惜しんで
無造作にその価値観を押しだす、これはかなり挑発的な行為です。
それだけでは飽きたらず、他人に押し付けようとするならば、
もはや、ブロゴスフィアにおけるPK行為です。即刻レッドカード。




さらなる高等テクニックとして、1と2を組み合わせて、
「気に入らない人の内心をネガティブな方向に忖度し」
その結果を元に、「悪い人」「にわか」「格好わるい人」「気持ち悪いオタク」
などとして、見下す表現を書く藁人形論法が有名です。
更にこの時に「自戒を込めて」などの言葉を付け加えると完璧でしょう。



めちゃくちゃ危険な行為なのですが、なぜか
主人公気取りのネット初心者ほどこういう行為を頻繁に行います。
MMOは古き良きJRPGのように主人公補正なんて無いのを知らないのでしょうか。
そこで、はてなではこういう見た目は一般人なのに無法行為を行う人を見かけると
はてなモヒカンという人が来て狩り尽くすことになっています。うーん世紀末。



キーワードは「テリトリー」「ホーム」など

さらに「おまゆう」「悪文」「煽り口調」など細かいテクニックはたくさんありますが、
根本的なところでは「他人のエリトリーにうかつに踏み込んでいないか」が重要かな、と。
距離感あるいは、他者の領域への尊重があるかどうかが大事で、
これによって、相手に安心感を与えるか不安を与えるかが決まるようです。
つい最近「アドバイス罪」という言葉がネットで話題になっていましたが、
あれもこれに類する話だと思います。

あなたがどれだけ自分のことを気遣ってくれているかがわかるまで、
人にはあなたが蓄えた知識の多寡などどうでもよいことだ (ロバート・L・ジョールズ)


相手のテリトリーを察するのが苦手で他人を不快にさせるのが怖いという人は
自分事を中心に書くことを心がけるとよいかもしれません。
そのためにも、語るネタに困らないように、自分ごとを増やしていきたいですね。
つまり目指せ、リア充
そして20XX年、はてなリア充の炎に包まれ…ろ?



個人的には、バトルしながら相手のことを知り、つながっていくのも悪くないと思ってます。

とはいえ、常に自分ごとばかりというのも味気ない。
やはり人間関係、テリトリーを尊重しつつも、
そこに人を招き入れたり、逆にまねかれたりしてみたいものです。
そこの駆け引きが面白いと思う。

幽遊☆白書を筆頭に、あまたのバトルマンガでこのテリトリーについては
「ゾーン」「テリトリー」「制空権」など様々な言葉で語られてきました。
戦争もの、カードゲームものなのではさらに顕著です。

他人の領域を察して尊重するのが苦手だというのであれば、
いっそそこは割りきって、バトルとして考えても良いかもしれません。
戦ったり、摩擦を生じさせながら、ちょっとずつ探っていくのも面白いでしょう。
どちらにせよ、他人の領域に対して「知らんがな」はちょっと通じないかな、と。