なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

アンダーマイニング効果

http://yorikanekeiichi.com/education-of-money-to-child-6184.html

これは面白い取り組みだな、と思います。
最初タイトルが目に入った時、アンダーマイニング効果のことを思い出して、これ大丈夫かな、と気になりました。

http://nedwlt.exblog.jp/8006411/

「内発的」なモチベーションというのは、他人から報酬などの形で「外発的」なモチベーション(注1)が与えられると、減少してしまうケースが意外と多いのです。楽しくて自分のためにやっていた活動も、何らかの形で他人にコントロールされるようになると、「しらけて」しまう。このように、モチベーションを高めることを意図した外発的な報酬が、内発的なモチベーションにもたらす「負の効果」のことを特に「アンダーマイニング効果」と言います

外発的なモチベーションを与えてはいけないというのではなく、外発的なモチベーションの効果を過大評価せずに、その与え方を注意して、内発的なものとのバランスを考えましょう、という話です。

でも記事を読んでみた限り、そんなに気にすることではないのかな、と思い返しました。

そのあたりについても、記事の書き手の方ははちゃんと考えられているようで、
何かをやらせるために報酬を与えるという話ではありませんでした。

「本人がやりがいを感じる」あるいは「楽しんでやれる(遊びと変わらない)」仕事がベスト。
重要なのは、本物の仕事を手伝ってもらうこと。家のお手伝いをしてお小遣いをもらう、なんてものじゃダメ

報酬によってやる気を与えたり行動をコントロールしようとするのではなく、
「本人がやりがいを感じる」あるいは「楽しんでやれる(遊びと変わらない)」ことを重視されているそうです。
実際はどうかは外部からは知ることができないけれど、外部から見ている分には良い取り組みなのかな、と思います。


アンダーマイニング効果に関する 参考記事

http://idea-hoihoi.com/article/182342969.html

内的報酬系と外的報酬系。頭の中に2つの別の領域があって、比較的近いことに関係していると、必ずこの2つの領域がコンペティションを起こすそうです。コンペ、つまり競争ですね。こっちが強くなると、あっちが弱くなる、あっちが強くなるとこっちが強くなります。


http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20110702/1309615115

外発的なモチベーションは「持続力」には欠けますが、「とりあえず人を動かす」効果はあるので、外発的なモチベーションを内発的なモチベーションに変えていければ最高ですね。そのためには、ときどき自分にとって大切な「内発的なモチベーション」とはなんだったのか…を意識することも大切です


http://cs-d.awg.co.jp/csd/common/artcl/artcl_grp?artcl_grp_code=0201051#a_article_23

もともと楽しんでいることに、ご褒美を与えることが濫用されると、楽しいからやっていたはずのことを、やっている理由が「褒美のため」というように、心の中で変わってしまうことに、注意しないといけません。(この理論的解釈を、デシは、認知的評価理論(cognitive evaluation theory)とよびました)

アンダーマイニング効果というマイナス面が報酬に生じるのは、コントロールしようとする側面の場合に限定されます。外発的報酬であっても、がんばった分だけ手に入る報酬で、自分の有能さを示し、また、ほかの誰かに操られているのでなく、自分で決めてやっている場合には、働く人が”自分の働きぶり”を自己調整(self regulation)できる。有能性、自律性や自己決定に基づいたフィードバックとして、ご褒美(口頭で励ましたり、褒めることも含む)が与えられるのであれば、さほど報酬のマイナス面を問題にすべきでない

ここから「レモンをお金に変える方法」に到達するためには何が必要だろう?

上記記事は、「お金は、仕事の対価なんだ」「仕事って自分が楽しいと思えることをやって、その対価をもらうことなんだ」といった概念を子供に伝える取り組みでした。その学びから本人が自主的にいろんな取り組みをはじめるようになったということです。

この記事の先には、「レモンからレモネードを作ってお金に変える」のような発想を子供が持つようになるには、どういうアプローチが可能だろうか、という話につながってきそうです。 まだこれは先の話だと思いますが、いつか同じ著者からそういうテーマの取り組みについても話を読んでみたいかな、と思いました。

……子供にどう教えるかというか、まず私に教えてほしい(切実)

私はブログを書くという行為は楽しんでやってますが、それを何らかの成果に結び付けるということがあまりできてないです。 お金でなくても、ブログの取り組みをなんらかの成果に結びつけるために、何を学ばなければいけないのか。そんな話が読んでみたいです。

ん?楽しんでやっていることに報酬をもらったらアンダーマイニング効果が? なにそれおいしいの?