なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

面白い話を拾ってまとめるのも立派な能力だと思うけど

2ちゃんまとめサイト転載規制に反対とかそういう話ではないです。問題をすごく絞った、2ちゃんまとめ転載禁止問題の中ではそれほど重要でない、ごくごく小さな部分の話です。


まとめサイト管理人のコメントがつまらないとかまとめサイト管理人が文章書く能力が低いことをバカにするようなブコメを見かけましたが、これはちょっと違和感を感じます。個人的には確かな目利きとか情報クロール能力がある人って中途半端に面白いことや中途半端に形だけ整った記事書ける人よりよほど重要だと思ってますので。


ただ、「自分の意見を書けること」と「他の人の意見や情報をまとめること」はかなり異なった能力が必要な話で、どちらかが優れていてどちらかがダメという話ではないと思っています。 よくある「コミュニケーション能力」に関する議論みたいに、いろんな要素がバランスよく揃ってなきゃダメとか、「いざという時自分の意見が書けるやつは、ただまとめててろくに意見言えない奴より偉い」という軸を導入するのはなんか違いますよね。


自分の意見を書くこと自体は、語るべきことや情報があれば、ちゃんと考え方を学んで練習すればだれでもすぐに身につくもんだと思います。情報収集の側も、ある程度仕組みがしっかりしてくれば時間さえかければそれなりの物はできると思います。 もちろん今の時点で両方出来る人は凄いと思いますが、今までは練習してこなかったのだろうから、今からできるようになったらいいんじゃないかな、と。




余談

繰り返しますが、2ちゃんまとめサイトの擁護とかではないです。というかこの件に関してそれほど「意見」は持ってません。どっちでもいいです。 

あえてまとめサイトの転載禁止に関してざっくり「感想」みたいなものを言うなら、彼らが編集と呼んでいる行為はキュレーションと呼ぶほど付加価値が高いものではなく、コンテンツの価値でいえば、もともとの2ちゃん住人側が提供するウェイトが圧倒的に大きいため、今の状況はあまり公正ではないとは思っていました。 他にもいろいろ論点あると思いますが、ふかいりしたいと思うほどこの件に興味は無いです。


他にこの件に関して言いたいことがあるとすれば、2ちゃんまとめ管理人さんたちが、今回の事態に対してあまりにも無防備だったのが意外だということです。 貴重な飯の種であるはずなのに、しかもあれだけ普段露骨にPVの回しあいとかでつるんでいる印象があったのに、いざという問題があった時に自分を守るための行動や連携をろくに取れない・取らないとは思いませんでした。 もっとも、その発想があれば、昨今のように「やり過ぎる前に自主規制」とかできてかもしれませんけれど。何を考えてたんでしょうか。 もともと長続きしないあぶく銭のようなものだと思ってやっていたんでしょうか。だとしたら、それはそれでファッキンでノーフューチャーな精神であり、逆に好感を持つくらいなのですが。


そういえば、「ワールド・エンド・エコノミカ」にこんな台詞がありましたね。

うまい話というのは実際にある。だが、それは長続きしない。なぜなら彼らはいつもやり過ぎるからだ