なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

本を読むことの楽しみ方について刺激が得られるマンガとかラノベとか

http://tm2501.hatenablog.com/entry/2014/02/22/195151
読みました。なんというか、そういうつまらない意見に反発をかんじて同じ土俵で戦うのではなく、もっと「本を読む楽しみ」を知ってほしいなと思います。

本を読むことの楽しみ方についてヒントが得られるマンガとかラノベとかあとその他。どれも有名な作品なので知ってる人は多いと思うけれど、まとめておきます。よかったらどうぞ。
他にも「読書がテーマのマンガやラノベ」をご存知のかた、よろしければ教えていただけると嬉しいです。

 

ラノベ部
とりあえず、本は自分が読みたいように自由に読めばいいんだよ―、そうやって一緒に読む仲間がいると楽しいよ―って気分にさせてくれるお話。ラノベのさらに入門という感じで、誰にでもお手軽に読める。

 

文学少女シリーズ
物語のストーリーの力が持つ力を体験することが出来る。また、文学作品を現代の学校を舞台に簡易的に・部分的に再現することで、身近に感じることも出来る。「嵐が丘」とか「狭き門」とかはこの作品をきっかけに読みました。面白いですよ。宮沢賢治についてはちょっと微妙だったかもですが。 あと竹田さんかわいいよ竹田さん。


この本に通じる所ある。タイトルで損してるけれど、この本もめっちゃ良いです。


③ビブリア古書店の事件手帖
本好きなお姉さんは好きですか?というだけの話ではなくて、うまく言えないけれどミステリものとして本当に面白いよこの作品。ただ、どちらかというと読書そのものよりは本そのものに関するお話が多い。


④花もて語れ
超オススメ、というか私が大好き。 これ中学生~高校生くらいの時に読みたかった。 そしたら宮沢賢治とか大好きになってただろうなー。
「情報を得るための黙読」から「イメージをつかむための朗読」への意識の転換を促してくれる。 いわゆる「スローリーディング」「精読」に通じる非常に丁寧な読み方を通じて、読み方次第でここまで文章から得られるイメージというのは豊かになるのか、ということを教えてくれる。 非常に贅沢な読書体験が味わえる。とりあえず、このブログ読んでくれてる人で、まだ読んだことない人には絶対読んで欲しいです

 

⑤草子ブックガイド
読書って誰が読むかがとっても大事だなって再確認させてくれる作品。癒される。ついつい批判的に本を読んだり、本を読んでも作品の登場人物との距離を遠く感じる(のめりこめない)人にオススメです。


⑥RODとか文豪ストレイドッグスとか
ビブリオマニアとかなにそれ怖い。とりあえず中二病要素は大切だよね。



私はあまり読書が好きではなかった。

というより、読書(アニメとかergでもそうだけど)にはより楽しく読める方法があるなんて、ネットを始めるまでろくに知らなかった。

読書好きな人が、自分の読み方を丁寧に記事で説明してくれたり、好きな人同士で語り合っているものをネットで読むことができて、はじめて、本ってこういう読み方ができるんだ、それってとっても楽しいなってことを知った。

読書は、読み方のコツというか、いろんな「楽しみ方」を知ると、楽しくなる。トートロジーみたいだけれど、ほんとにこの「読書にはちゃんと楽しみ方がある」ということをまず意識することが、読書しない人間には難しかった

「本は自由に読めばいい」という意見があるのもわかるし、実際その自由はかなりの程度尊重されるべきだとは思うのだけれど、私個人は学生時代の内に、

①精読

②輪読(できれば指導者のあるなかでの読み合い)

の経験をもっとやっておきたかったと今さらながら思う。

「読書感想文」とか「テスト」もそこそこ意味はあると思うけれど、これは教師が下手をやらかすと、読書嫌いになってしまうおそれがある。というか、私はそうなってしまった。学校のテストで苦労したことはないから正確に文意をつかむこと自体はそこそこ得意だったのだろうけれど、「面白い」「楽しい」と思ったことは殆どなかった。

 

ひとつの作品をじっくり読んだり、読み合ったりをして、その感想を誰かと共有しあうことって楽しいよね。それを繰り返していくことによって、どんどん読書そのものが好きになっていくよね。

その楽しさを中学とか高校時代に理解出来てたらな―と今さらながら思う。

で、私がそうだったように、今でもわかってない人とかいるんじゃないかな。自分だけでなく、自分の子供が読書嫌い、なんて人も結構いそうだ。そういう人たちがいたら、こういうマンガとかラノベを紹介したいなーと思う。

基本的に「読書の楽しみ方の存在に気づく」ことは、今までだったら幸運にも親が読書好きだとか、先生に恵まれたということがなければ、読書好きの人間と知り合いになるとかしないとなかなか難しい気がする。 自分自身がそれほど読書好きでない親が、子供に読書を教えるのはなお困難だろう。下手をすると、私のような読書嫌いを生み出すだけになる。

でも、そういう時に、こういうマンガとかラノベを通して、作品を楽しみながら、かつ読書の楽しみ方そのものを擬似的ながらも体験することができるわけで。これを活用しない手はないかな、とかそんなことを思いました。 いい時代だな―。