なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

はてな限定タグ「鯛のおかしら」について

※ゲス記事注意。


さてこの「鯛のおかしら」。「鯛のおかしら」以外の表記はNGです。「鯛の尾頭付き」「鰯の頭も信心から」とは何も関係もないので、表記には十分気をつけてください。また、この言葉は「~脳の恐怖」や「プリントアウト」同様、ネガティブな意味が含まれている他、「多分これが一番○○と思います」同様「もう許してやれよ」案件のような気がするので、あまり多様しないほうが良いと思います。

というか私は「繊細チンピラ」「要は勇気が」「要は当事者意識が」のようなレッテル張りがあまりすきじゃないのだけれど、このタグについて知ってどうしようというのか…。

「鯛の尾頭付き」とは全く関係ない

torin 2014年にもなって鯛のおかしら案件を見つける感動

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/yark_medhici/20140216/1392519511

という表現が気になりました。
普通「鯛のおかしら」といえば、「鯛の尾頭付き」かなと思うのですが
どう考えても、上の記事は「鯛の尾頭付き」と表現するに適さない記事だからです。

①魚は祭典などの時の神への献供物の一つです。「献魚」といいますが、神へのお供えですから当然尾頭付きです。一方、昔の暮らしは皆が貧乏でしたから魚が食卓に上ることもごくまれでした。そんな暮らしの中で、村のお祭りや大晦日の年取り膳などごく限られた日に出される最大級のごちそうが、神の献供物と同じ「尾頭付き」だったわけです。
②また頭から尾までという意味から、最初から最後までまっとうする”、という意味の縁起物として使われた

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q127946022


実際私以外にも何のことだろう、と気にされている方がいらっしゃったようです。

mhk 鯛のおかしらってなんだっけか。思い出せない……

fusanosuke_n  鯛のお頭案件ってどういう意味なんでしょうか?

で、気になって他の人のブコメ見たり、ググってみたりするといろいろと面白いことがわかりました。


以外と歴史の長いタグ

1998年頃に発生した、ゲームやらずに上から目線で批評を書き殴り周囲からボコボコに非難されて消え去った面白サイトのタイトルです

というわけで、定義としては「鯛のおかしら」というサイトと類似の行動を取る人を指していう言葉なんだそうです。

要件としては以下の3つに当てはまるもののことのようです。

①言及対象についてやっていないか、さわり程度しか知らない状態で
②上から目線で
③書きなぐりとしか言えないレベルの批評をすること

とりあえず、詳しくはkanoseさんがまとめてくださっています。
さらにkanoseさんは2年後に「エア感想・エア批評」という別の言葉ではあるものの
この「鯛のおかしら」的行為について言及されているようです。

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060322/taino
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20080221/airreview

そうしたエア感想・エア批評というのは、ここで言われているように、イベントやパーティの時に場を賑やかすのには貢献するのだろう。

というわけで、「はてな村長」的には全否定というわけでもないようです。とはいえ、続いて下記のような記述があることから、

場を賑やかしていたエア感想家たちは、なんだかんだいって芥川賞に権威を認めているからこそ、エア感想を書いちゃうんだろうなあ。芥川賞の権威を否定したかったら無視が一番なのにね。そうだ、Amazonの発売前に投稿されるエアレビューって一掃されないかなあ…

「場を賑やかす」以上の意味を認めていないし、買い物に関わるような場所ではないほうがいい、という見解のようです。


青二才ことミサワさんは「鯛のおかしら」を自覚的に行っているらしい

最近「鯛のおかしら」と呼ばれるタグが着く確率が圧倒的に高かったのははてな青二才ことミサワさんですね。
http://b.hatena.ne.jp/brainparasite/%E9%AF%9B%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%97%E3%82%89/
「俺ガイル」の記事や「横須賀線」の記事が代表例ですが、それ以外にもいろいろと「鯛のおかしら」タグをもらっているようです。
確かに「場を賑やかす」には「鯛のおかしら」的行為はとてもお手軽で便利ですね。
はてブが欲しいだけの人は、青二才さんの真似をされてみてはいかがでしょうか。


ttp://tm2501.hatenablog.com/entry/20120513/1336887468

「JSが…」に限らず、僕ぐらいのレベルになると、表紙とあらすじで8割方の完成度は見抜けます。こちとら変なアニオタや萌え豚と違って、映画も小説も漫画も全部嗜んだ上で、その知識で「これがいい・あれがいい」って同人誌やアニメを推薦してる。だから、圧倒的にダメなモノぐらい見抜けます。

この「鯛のおかしら的技法」ですが、実際にできるから困るww皮とか重さとかで美味しい果物ってわかるだろ?あれと一緒で売り方とか、文章の中身に反映してイラストとタイトルがあるから、100%は無理でも、99%まで精度を上げることはできる。僕は8割と書いたけど、そういう目利きをしてみんな漫画や本を買うんでしょ?

ということで、自覚的に「鯛のおかしら」的行為を繰り返してることを告白されています。
その結果として、「的外れ」な記事を書いて批判をうけることが多いにもかかわらず、
この「鯛のおかしら」的行為については全く問題がないとお考えのようです。処置なしですね。


はてなには「鯛のおかしら」以外にもはてブ限定のこだわりのタグがたくさんあるらしい

http://q.hatena.ne.jp/1309165264

私ははてブを使っていないのでタグとかに興味なかったんですが、みんないろいろタグで遊んでいるようです。
よく考えたらニコニコでもタグ合戦あるのだから、はてなにもあって当然でしたね。
冒頭でも書きましたが、基本的にあまり他人にタグ付するのが好きでないのですが、クスっとするものがあって面白いです。