なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

増田で釣りをする時の「私の」作法

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読んだので、ちょっと増田語りしたくなった。
今でも時々「釣り」してるのでその話でも。

「釣り」なのだから、欲しい反応を具体的に決めて書くのが大事。

大事なのはこれだけといってもいい。

BJじゃないけれど、「その言葉が欲しかった」と思ったセリフを読者に言わせたら勝ち。これが言わせられなければ、たとえどれだけトラバやブクマを稼いでも負けだという覚悟が必要。

この具体的な目標に特化した話を組み立てることになる。この際に匿名というのを活かして、少し設定をぼかしたり、逆に都合の良い人物を創作しても良い。

ただ、目的は、言って欲しい言葉や欲しい反応を増田を通して間接的に自分が受け取ることである。全然自分の問題意識や悩み、欲求とかけ離れた設定にしてそれに反応がついても、何の意味もない。

表現はあまりに直接的であってはいけないが、自分の強い欲求がストレートに読者に伝わらなければいけない。話がうまく組み立てられた場合、初動にさえ成功すれば経験則上200ブクマは確実に超える。

そもそも、自分のブログだってあるのになぜ増田で釣りを行うのか。

(増田には、単に考えなしに言葉発したいだけの人もいるだろう。特にヘイトスピーチ系の発言をする人はそうだと思う。 が、こういう人は結果的に釣りになることはあっても、釣りとは言わない)

自分のブログだと普段の自分の言動との整合性でどうしても制約が発生するからだ。 どうしても欲しい言葉があっても、自分がその言葉を直接発することばが難しいからとか、自分自身がその言葉を受取る資格はないと思ってしまうからだ。 自分のブログではストレートにその言葉を求めることが出来ないから、私は増田で書くのだ。


なにか大事な言葉や反応を欲してやまない気持ちと、自分が自分自身に感じる制約との間をなんとかうめようとした結果行き着いた場所が、私にとっての増田だ。


もっと才能や情熱があれば小説を書くことも出来ただろう。愛があれば、二次創作の世界に進むこともあったかもしれない。知識があれば評論の世界にいったりとか、いろいろ方法はあっただろうが、 そこまでの才能も愛も知識もなく、それを身につける努力もしたくないという人間が、インスタントに現状の自分では得られない承認を得たいがために、ちょっとズルをする場。それが私にとっての増田だ。

「なんでもいいから反応が欲しい」って発想で考えるとかえってうまくいかない。

店長やmedtoolzさんのように、ブログでも通用するような個性も能力もある人以外はまず通用しないからどうしても安易な方向に走りがちになる。

はてなは、ものすごくおせっかいな人が多い。だからある特定のパターンの球を投げると決して低くない確率で反応を得ることができる。

・おまゆう(身の丈から外れたことを言ってツッコミを誘い受けする)
・おまおれ(聞かれてもない自分の内面を暴露して、特定の読者層の共感を狙う)
・これあいつ(特定の人間を囲ったり切断処理して攻撃したり持ち上げたりすることで、両陣営の争いを誘発する)

の3つのパターンなどが主流だが、細かい例を出せばこういう「テクニック」みたいなものはゴロゴロ転がっている。

ただ、こういうものを使うべきではないとまでは言わないが、これに頼らない方がいい。こういうテクニックに比重を置くと、テクニックだけで出来た「ひどい」記事ができる。そうなると、反応があったとしても中身は確実に望んでいないものばかりになる。それも仕方ない。とにかく反応をよこせ、という無節操な要求を出したのだから、相手もそれに応じるまでで、むしろ当然のことだ。それで腹をたてるようなら、その人間は、自分が何をやっているのか全く理解していないか、目的を見失っている。

こういう人は「釣りの型」だけはしっかりしているものの、その型を満たす中身部分がないため、釣りの成功が運任せになってしまったり、「釣り餌(特定のキーワード)」の使い方だけがうまいせいで、たまに大物をくうこともあるが、基本的にはアンチばかり大量に釣り寄せることになったりしてしまう。

最低限の注目を集めるためには守るべき文法のようなものはある

とはいえ、最低限の注目を集めなければ、欲しい反応をくれる人がそもそも自分の記事を見てくれない可能性がある。ブログと違って固定読者というものは存在しないからだ。自由度の高さと、多くの人の目に触れる可能性が魅力ではあるが、その分毎回毎回集客しなければいけない。 失敗したら誰の目にも触れずに終わる。

実はこれが簡単ではないため、「人の目に触れて、望んだ反応を得る」ことを目的とした場合、増田というのは、実はものすごく自由度が低いことに気づく。「ウケる記事」のパターンは実は決まっている。ここは普段から増田を見て、ブクマしてくれる人は少ない。彼らの好みというかツボに合わせるしか無い。 

この辺りはある程度決まった文法があるわけだが、毎日のようにホッテントリしてるのでみてればそのうち分かる。特に記事タイトルはやはり重要で工夫をすることや、需要やキーワードを考慮する必要が有るのは、文章である以上当然だ。

釣るのは特定の言葉であって、どうでも良い反応の数ではない。

「型」に食いついただけの読者の言葉は無視する。
「中身」を読んだ人間の言葉が、自分が望んだものでなければ「失敗した釣り」だ。
はてブとかPVがたくさんついただけでわーいとか言ってる人は釣り師として最弱。

そのために以下の様なことを意識する。

・「釣りの型や餌」はあるが、型や餌だけだと読者は満足しない。
・「型」は作り物だが、「中身」は真剣に考えていること、求めていることを書いてみる。
・「中身」については、「言ってほしいこと」を決めて、「それを言いたいであろう人」の興味を引き付ける文章を書く。


→多くのひとに「釣り」だと言われてもいい。中身を読んだ上で「やっぱり釣りだった」とか、上の「おまゆう」「おまおれ」「これあいつ」的なニュアンスの反応が返ってきたら負けだと思う。

増田系ブロガーと読んでる人達がいる

 もちろんこれ、増田でやらなくちゃいけないってわけじゃない。自分を棚にあげるというか、自分のキャラを予め作ったり、自分を目立たせないようにブログをやってる人もいる。デ こ     さんとか   はその系統であり、こういうカムフラージュの技術力とか、図々しさがあれば、実はブログでやってもいい。私は両方ないのでやらない。
 最近のはてなブログの方々は、私から見ていて何がやりたいのかよくわからない人がいるので興味深い。

ブログでは、あまり何も考えずに書いてます

という感じで増田ではそれなりに意識高い人なのですが、ブログ書く時はあんまり考えてません。書きたいことがあったら書くだけ。

でも、こういうつまらなくて何の役にもたたない話を書いても何人かは読んでくれる物好きがいるのがはてなの一番良い所だと思う。PVほしくないとは言わないけれど、やっぱり私は普通にお役立ち?記事書いて検索からPV稼ぐより「誰が読むんだコレ」って記事を書いて反応がある方が嬉しい。

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