歴史マンガはいい文明

「風雲児たち」から初めていろんな歴史マンガを読みます。オススメの歴史漫画あれば教えてください

世界が生きるに値するかはわからないが、どんな人間でもその美しさを感じる可能性だけは許されている

宮崎駿さんの引退会見を読んで「CARNIVAL」を思い出した。

今思えば、いつかこうなってしまうと、はじめから解っていたのだと思う。
でも、もし駄目になってしまうとしても、その前にゴールに駆け込むことさえ出来れば、何も問題がないとたかをくくっていたんだ。
ゴールはまだ見えない。あの頃想像していたより、僕たちは長生きしすぎてしまったんだろう。

一時停止ボタンなんかどこにもなくて、力一杯全力を出し切った、その瞬間に都合良く存在が消えてなくなったりもしない。
疲れ切ってしまって、戦う気力なんか全然なくなって、勇気とか希望とか自分を守ってくれるものが全部失われてしまって、映画だったら「終」とテロップが出るような場面が過ぎても、生活は続いてしまう。けして止まらない。そこからが本当に人間が生きるということなのだろうと、今はそう思ったりもする。

ドラマが終わって、興奮から冷めて、何も心を守ってくれなくなって、これからはもっと大変な毎日が続くだろう。でも、どんなに苦しくても、心が死んだようになって、痛みも喜びも何も感じることが出来なくなってしまって、何をしても無意味に感じられて、もう駄目だと思っても、諦めないで、自分に耐えて、もう少しだけ頑張ってほしい

小さな頃に見ていたものは、まだ何も知らなかった時代のまぼろしなんかではなくて、いまでも見ることができるずっとそこにある変わらないものだった。辛くなるからって無理に忘れてしまわなくても良かったんだ。僕は気がつくのが遅すぎた。必要なものを、自分で隠していたんだ。でも、こんな僕でもまだ全てを失ったわけではなかった。

世界は残酷で恐ろしいものかもしれないけれど、とても美しい。
思えば、そんなこと、僕らは最初から知っていた筈なんだ。

時間が過ぎて、僕のことは忘れてしまっても構わないけれど、僕が今ここに書いている言葉のいくつかをときどき思い出してくれるなら、それより嬉しいことはない。

追伸。今までありがとう。
出来ることならば、誰も憎まないで生きて下さい

突然僕は感動してしまった。忌まわしい僕の歪んだ想念の皮膜を剥ぎ取った、ありのままの世界は、こんなに静かで美しいものだったのか。ため息が、胸の中にあった何か固くて苦しいものを一瞬で砕いてしまった。
 いや、本来そういうものだとは想像していた。生きていることが素晴らしい、そういって涙を流す人の顔に嘘の臭いは感じない。ただ、それは僕よりもっと立派で賢くて善良な選ばれた人間だけが味わうことをゆるされた特権で、僕みたいなどうしようもない人間には縁がないものだと思っていた。僕には何ひとつ純粋で美しい感情はなくて、何を見ても心は泥のように無反応で、ずっと鬱屈した暗くて醜いものだけを心の中に育てて生きてゆくのだと思っていた
 なんだか、涙がボロボロとこぼれてきた。
 「生まれてきて本当に良かった」
 今なら自然に言えるかもしれないとおもって、試しにそう言ってみた。言葉だけ浮いてしまうんじゃないかと心配していたけれど、驚いたことに、つられて父さんも泣き出してしまった。僕は、どうやらそれらしく言えたらしい。

不思議に、なんの後悔もない、充実した気分だった。



自分に取っての世界の価値とかは余り興味が無い。
「自分に取って世界は生きるに値するか」などというのは、自分からは遠い世界。

そういうことで悩んでるとlainのopの少女みたいに、
別の世界に飛んでいきたくなってしまうかもしれない。

私にとって確かなのは
「世界にとって私は生きる価値はない。でも私は生きたい」ということであり
その気持ちに答えてくれる作品こそが見たい。





10月15日追記。
http://matsutake.hatenablog.jp/entry/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%EF%BC%99%E5%89%B2%E3%81%8C%E8%A6%AA%E3%81%A7%E6%B1%BA%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%82%89%E8%87%AA%E6%AE%BA%E3%81%99%E3%82%8B

この人にはcarnivalの原作プレイしてもらいたいなー

日常的に虐待が行われる家庭に育った少年少女が、どう幸せを掴もうとするか。
「幸福ってなに?」
「ガラクタ。あるいは、馬の頭に釣り下げられたニンジン」
自分たちの手には届かないもの。
手にしてしまうことに価値はない、けれど掴めるかもしれないという希望そのもの。

「ねえ、ニンジンを追いかけちゃだめかな?」
「あれはどうやっても届かない仕組みになってるんだよ」
「うん、わかってる。いいんだ、なんか、一生懸命走りたいの。後悔したくない」
「それなら、しかたないね」
「しかたないなあ」
「なんとなく、答えは出たかな?」
「今のところは、だね。まだなんにもわからないよ。今からはじめるんだ」

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一生救われないけど、それ認めても生きていけます、多分。
世界が自分を認めてくれなくても、世界に片思いして生きていくことは出来ます、多分。
どうしてもだめだったら自分で死ななくても死ぬわけだし、多分。
死ぬ時は、世界が決めてくれるし、どうしようもなくなったら自分でいつでも選べる、多分。
その時までは、せいぜい生きればいいんじゃないかな、多分。