歴史マンガはいい文明

「風雲児たち」から初めていろんな歴史マンガを読みます。オススメの歴史漫画あれば教えてください

給料が「生み出した価値の対価」かどうかを決めるのは経営者

http://hokuts.com/2013/08/30/pay-is/

記事のメインテーマには同意します。

そのプロセスが苦しいものであろうとも、また喜びに満ちたものであろうとも、ほとんどの場合、最終的に価値を享受する者には全く関係がない。
だから楽しんだ方がいい。細かい個々のタスクが体力的・精神的に苦しくとも、その向こうにある、創り出されようとしている価値を見つめて働けば、それらは喜びに転じうる

他の記事を引き合いに出すのであれば、
http://blog.tatsuru.com/archives/001572.php

子どもたちは家庭内で貨幣を使うことを通じて市場経済の原理を学習したわけではない。
貨幣を知るより前に、彼らは家庭内で「労働価値」をはかる貨幣として何が流通しているのかを学んだ。現代の子どもがその人生の最初に学ぶ「労働価値」とは何か?それは「他人のもたらす不快に耐えること」である。

内田樹さんが語った「不快という貨幣」という概念を脱することが
前向きに仕事を続けていく上でとても重要だ、という話ですね。


個人的な意見を言うと、こういう考え方は好きです。
そして、こういう考え方ができる方が、
自分の可能性を広げてくれると思うのでオススメです。






ただ、記事の主張と比べると些細な点なのだけど、

勘違いしている人をたまに見るが、給与や報酬は「辛い思いをした対価」ではない。
結論を述べる。
報酬とは、創り出した価値への対価だ。

この考え方を当然の前提とするのはちょっと危険かな、とおもったのでツッコミ。

・給料は「辛い思いをした対価」ではないが「生み出した価値の対価」でもないよ。
 給料は単に「労働の対価」。賃労働とはそういう契約

・給与が成果で決まるかどうかは、
 労働者の「思い」ではなく雇用側の「制度」で決まる

一般的にはこちらのほうが正しんじゃないかなと思う。


経済学の本とか読むと、必ず「報酬とは、創り出した価値への対価」みたいなこと書いてますよね。あと、勝間和代さんが書いてるような本にもそういうこと書いてる。短期的にはともかく、長期的に見たら、必ず能力高い人は高い給料になるーみたいな話。
*1


でも、「本当にそうかな」ってのは考えてほしいんですよ。
そもそも「自分の賃金ってどうやって決まるのかな」って考えてほしい。
個人事業主とか、完全インセンティブ制以外の人は、
「報酬とは、創り出した価値への対価」は結構毒になることが多いと思います。


また、最初から「報酬とは、創り出した価値への対価」的な
セカイで生きるのが、必ずしも良いことだとは思いません。
仕事をする上で、価値を作り出せるようになるために学ぶことは多いからです。
そういう基礎を固めている時期に、
「とにかく価値作り出せばいいだろ」
はてブ稼げてるんだからいいだろ」とか考えると、
おかしな方向に暴走する人がいるようです。



私は、営業寄りのお仕事をしているのですが
「報酬とは、創り出した価値への対価」とか言われると
本気で悩んでしまいます。
あれどこからどこまでが自分の創りだした価値なんだっけ・・・とか。

あくまで

①経営者が定めた賃金システムをまず理解し、
②そのうえで、己の提供できる価値を高め
③己が提供できる価値が、賃金より圧倒的に高いと思ったら
 賃上げ交渉とか転職を考える

という考えでいいんじゃないでしょうか。



・・・なんだか昨日から、些細なツッコミで素敵な記事を腐すみたいに成ってて
我ながらなんだかなー

*1:実際、賃金決定のメカニズムは単純なようでホントはやたら複雑らしく、市場価値とかいったって、今市場自体が大きく変わってきてるわけで、己の提供する価値多少高めたって賃金低下の圧力に簡単に勝てるわけやないし、その考え方は危険やでーとかツッコミだすとキリがない