なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

意識高い若者マジで気持ち悪い

3日前に社内研修があったんだけど、
生まれて初めて「意識高い若者」の実物(女性)に遭遇した。
リアルにゲロ吐きそうになった。
混乱してまともに対応できなかった自分がとても情けない。


意識高い系の若者マジで気持ち悪い。
私は今までそういうのの実物を知らなかったこともあって
意識高い若者」揶揄する系の話あんまり好きじゃなかった。
「叩き過ぎだろ。ちゃんと会話して、教えてやれよ」と思ってた。
けど、もうサンプル数1に遭遇しただけで心が折れそうだ。怖い。


なんだか今なら、「要は勇気が」兄さんに遭遇し、その場ではろくに反論もできずに、後になってから愚痴をネットに書かずにはいられなかったguri_2さんの気持ちがよくわかる。*1




熱血と自己中心と無能が悪魔合体したみたいな。
体育会系と文化系の悪いところだけ集めてきたみたいな。
自分からしたら悪夢としか言い様がない存在だった。




言ってることはまぁご立派なんですよ。
遠くから見てる分には無責任にがんばれーって応援してもいいかなと思う。

でも、間近にいるとダメだ。


・人の話聞かねぇ。
・人の内面勝手に決めつけまくり。
・自分の言うとおりにならないと癇癪起こす。



グループ討議では、とにかく仕切りたがる。

で、またこの時の仕切りが下手。
まず研修で提示された議題をよく理解してない。
とにかくみんなを喋らせればいいアイデアが出てくると思ってる。
「思ったことを喋って下さい。どうぞ」
「どうして喋らないんですか。せっかくの議論の場ですよ、どうぞ!」
「じゃあ貴方からどうぞ、順番にいきましょう」
何について話すんだよ。アホかコイツ。



・・・という感じで、
いろいろ自分の思った通りにヤリたがるんだけれど
それで進行が詰まったり、誰かからツッコマれる。
そうすると、
「そこは貴方が考えてくださいよ(当然のような感じで」
「そこは貴方にお任せしますよ(ちょっと怒った感じで)」
「私は進行役ですから、意見は最後に(結局言わない)」

という感じで全部他人の責任。発表者決める際も、

「発表は他の人がやるのは当然ですよね。
 じゃあじゃんけんして下さい、ハイ!」

自分のやりたいことしかやらない。料理の時に作りたいもの作りだけで片付けは当然嫁の仕事だ、とか勘違いしてるオッサンを思い出しました。



まぁ他にも自分は意見言わない立場であることをいいことに
他人の意見にはダメ出ししまくる。
そもそもこれが議論のルール違反である上に、
その指摘が的外れすぎて逆に反論されて切れるなどして
キビキビ動いたり仕切ったりしてる割に議論がまったく進まず。
図らずも、見かけだけの効率追求と、段取りしっかり意識した効率化の取り組みの違いがものすごくよく分かる貴重な体験に。




午後からは、こいつには任せておけんと彼女以外のメンバーが休み時間に集まって打ち合わせ。
Oさんを中心にしてそれぞれ役割分担して彼女を締め出す感じでシフト組んだ。恨まれてはかなわないので、彼女には最初に意見を求め、その後の発言を封じる方向で協力したりしてた。





で、ワークについては何とかなったんだけれど
新人研修にありがちな夢の話をする場があり、
ここで彼女がまたやらかしてくれる。

「こんなコミュニケーションの取り方してたらさぞ挫折続きだったんだろう」と思ってたんだけど、本人どういうメカニズムかは知らないけど挫折ということばが辞書には無いらしく、夢はたいそうご立派なものを持っていらっしゃいました。
目を輝かせながらなんか語ってた。



で、その実現難しそうな足元お留守のご大層な夢を
語るだけならいいんだけれど、そこからがうざい。


①まず、他の人にも当然夢があると思っている。
そして、人は夢を他人に語るのが幸せだと思ってる。
だから、他人にズケズケと聞きにいく。


②そして、夢を堂々と語れるか、とか夢の大きさで
人の器をはかるようなところがあるらしい。
そこで言葉が濁ったり、そもそも夢がないとか小さいとかいうと
目の前でその人にダメ出しを始める。

そんな人生で何が楽しいのか、とか。
生きてて何の意味があるの、とか。
そういうのを「涙混じりに」こちらに訴えかけてくる。
真剣に、上から、哀れみを込めて、説教してくる。




なにこれ。

いつからここは自己啓発セミナーの会場になったの。
いつからネットワークビジネスの勧誘の場になってるの。

気持ち悪い。


夢の大きさで人をはかってるひまあったら、
自分の現実見据えて足りない所まず努力しろよ、と。
そのお粗末なコミュニケーション改善しろよ、とか。
いろんなことを頭がぐるぐるしたけれど、

あまりに未知の存在すぎて「アアソウナンダ、ガンバッテネ…」とか「デスヨネーボクモモットガンバラナイトネー」とかしか言えなかった。

それで帰りしに、彼女そのものというより、
その彼女に対して戸惑うばかりで
ろくに切り返しも出来なかった自分にずっとイライラしてた。
こういうのが大嫌いなはずなのに、いざリアルで実物に遭遇したら何も出来なかったことが本当に不甲斐ない。




なんかね、最近ワ○ミがよく話題になってるけど、
もしこんなコミュニケーション取れないタイプの意識高い人が
能力あって、成果もあげてたら、周りの人怖がって何も言えないと思う。

今回のケースだと、たまたま意識高い若者が無能であったために
周りは白けるだけで済んだ。
でもこれがワタ○会長みたいに有能だったら?

理想高くもってて、成果上げてる人が
「オレについてこい」とか「夢がないやつはダセェ、要は勇気が」
って言って迫ってきたら、予め対処方法考えておかないと
多分取り込まれたり、頭押さえつけられたりすると思う。

そういう時に「No!」といえるような空気や理論がちゃんと整ってないと
一人の意識高い若者のせいで簡単に職場は
バリバリとかブラックな空気になっちゃうんじゃないのかな。

まして、その空気を整えるべきトップマネジメントの立場の人がブラック思考だったりしたら、そりゃその下がどうなるかは推して知るべしだろう。

*1:まぁだからといって、なんでイラストを女性にしたんだ何のつもりだやっぱりguri_2さんは許されないという気持ちは残る