なろう原作マンガの感想など

歴史漫画のまとめを作るはずだったのに、いつのまにかなろう原作マンガの感想ばっかりになってしまった

「このハゲー!」ネタを一度も使わなかったやつだけが淫夢ネタ批判しなさい

って感じだと思うけど。

個人的にはめっちゃ面白いとは思わないので無くなっても全然いいと思うけれど

中学生くらいの子供にああいうのがウケるのはわかる。

小学生が「うんち学習帳」みたいなのを喜んでしまうのと同じで、

不謹慎なネタというだけでわけもわからず楽しいと思ってしまうのだろう。




「ゆうきくん」や「野々村議員」ネタで笑うのはさすがにどうかと思うけれど

あれにしたって「ブロントさん」みたいな扱いなのだろう。

どうでもいいネットの他人についてはもはやコンテンツであり、「一個の人格として尊重すべき」なんてのが通じないという事例はやまほどある。

そのなかで、淫夢ネタにだけ目くじら立てるってのなんか気持ち悪いなー。

私がそれを目にするのっておやつの動画か、biimシステムのRTAくらいで、基本的にニコニコ動画さえみなければそんなに視界に入らないと思うんだけど。
そんなに目くじら立てるほど淫夢ネタって目立ってるか?

twitterで見かけるというなら、そういう発言してるやつをフォローしてるのが悪いんじゃないの?





はてなの人間だって執拗に長谷川豊をネタにしてるわけで、

なにかしら「おかしな発言」や「特異な言動」をした人を晒し上げにするのは変わらないじゃん。

子供たちがそういうのをゲラゲラ笑いながらやるのにたいして

はてなの人間はそれをしかめっつらをしながらやるという違いが有るだけだ。


どれほどのちがいが有るっていうんだ。





わたしはとにかく「このハゲー!」ネタが嫌いなのだが、

淫夢ネタ」が不愉快って言ってる人がこっちは無抵抗につかっているのをよく見た。

こういう人たちが、自分が不愉快だと思ったものにたいしてだけ急に真顔で「こういうのはよくない」とか言っても全く説得力無いんだよね。


ミソジニーまるだし発言や、セクハラまがいのエロ発言をTwitterでせっせと毎日投稿してる青二才がさジャンプのToLOVEるネタで真顔で「あれはセクハラだ」とか「性犯罪を助長する」とか言ってるの見たけど「お前がそういう発言をする資格があるのか」とまず思ったよ。






それと一緒で「淫夢ネタは不愉快だ」という発言をするのはいいけど

そこで「自分はまともだ」だの「淫夢ネタはいじめみたいなものだから駄目」って言ってるやつらをみると

「お前ら普段の自分の発言で、そういういじめみたいなことしてないかよく振り返ってから言えよ」と思わなくはない。





私はとにかく「何を言うか」とおなじくらい「それを誰が言ってるか」を重視するので、

普段にいい加減な発言しているやつがまともな発言をするってことのほうが100倍気持ち悪いんだよね。

そういうことに違和感感じない人間の気持ち悪さを極めると「猫箱ただひとつ」のべるんさんみたいな自分のことは百%棚にあげる怪物になるわけだけれど、そういう人間への嫌悪感と比べたら、淫夢ネタの気持ち悪さなんて可愛いもんです。





そういいながらも、私も普段の自分の発言を顧みずにキレイゴトをいうことが多い。

その都度、雰囲気で発言してるだけで、一貫性もないし、ほんとにいい加減だ。

だから私がまともなことを言おうと思ったら増田で語るしか無いだろう。

ただ、少なくともそのことに自覚は有るので、

まるで「自分は普段から全く非がないきれいなやつだ」みたいな勘違いしてる人間を見るとイラッとする。

「魂を揺さぶるよ!」という互助会ブログ、さすがにはてな運営でそろそろスパム対応されないかな

互助会ブログは多数あったけれどここまで露骨なのは3つめ。

しかもこのブログ、肯定的なブックマーク以外はすべて非表示にするので

記事に対する自浄化作用がまったく機能しない。

さすがにもういい加減見ていて気持ち悪くなってきた。



まぁ、互助会行為で目立っていたブログはだいたい3ヶ月以上持たない。

それ以降はホッテントリには表示されなく成るか、

ある程度は自重してホッテントリの回数を減らすようになる。

弱虫ペダルのアイコンのキモいブログはもう完全に消えた。

ジバニャンのアイコンのブログもとっくにいなくなった。

あいつらホッテントリしなくなったらブクマ営業しなくなったので本当に人間のクズだなと思う。




なんだかんだいって、はてなは仕事してるのだ。ただその仕事がすごい遅いので

不正な利用方法をしてるやつが笑うような仕組みになってしまっているだけだ。

運営はちゃんと仕事してる。とにかくその仕事が遅いだけで。

とはいえ、ここまで露骨に互助行為を行い

しかも自重しないブログが11月に入ってもホッテントリ入り常連しているようなら

さすがにもうはてなはもう何の仕事もしてないよね。





https://anond.hatelabo.jp/20170812140013

そもそもネットオカマだと思ってたわ。 いちおう女性は女性だったんだね。

逆に女性であれやってるのだとしたら完全にオタサーの姫とかネットアイドルなので、あの寒い芸風でどこまで通じるのか楽しみ。

上でも述べたように、はてなって短期間では本当に「ブクマ営業」がすごい有効に機能するのだけれど、

それを露骨にやってる人間は、時間はかかるけど必ずホッテントリから締め出される。

相互ブクマ行為だけでブクマを集めてる、コンテンツ的に価値が無いブログは時間はかかるけど必ず締め出されてる。

あの青二才ですら、もはや炎上記事以外ではホッテントリしなくなった。

甘夏なんとか言う人はどうでもいい記事を大量に投稿しており、

それにはあんまりブクマつかないので、多分この手のスパムにはひっかからないと思う。

だから意外と長生きできると思う。

男と女の話3 男だって共感されたい。でも求める共感の形は女性とはぜんぜん違う

巷で言う「女性は共感を求める。男性は解決を」みたいなのは半分正しいが半分ウソである。



別に男性は共感してほしいわけでもないし、共感を軽視しているわけじゃない。



ただ、男性の考える共感の示し方と、あるいは共感として求める態度は女性とはぜんぜん違うのである。



この違いを認識していないから、男と女はすれ違うのである。





その違いもわきまえずに「私の求めてるような形で共感してくれなかったからあの人は思いやりがない」みたいにいって勝手に機嫌を悪くするのは、男だろうが女だろうがアホだと思う。

でも、傷ついている時って臆病になっているから、それを確かめるんが怖いんよね。それはわかるけど、わざわざそこでネガティブにかんがえて余計に状況を悪くしてるのは、あくまでも相手ではなくて自分だ。

相手にパーフェクトな対応を求めるという事自体が大いなる間違い。


女性はとにかく肯定・受容は
「言葉にしなければ、目に見える形でやらなければ、そして、聞いてくれなければ」と思う。



男性はだいたいのばあい
「信じて待つ・そっとしておいてやる」のである。



男性にとって共感をする、気持ちを尊重するというのは、「相手から求めない限り待ってやる」ことだ。


ここで「どうしたの?」「大丈夫?」ってこえをかけるのは場合によっては侮辱に近いニュアンスとして伝わる。


だから、女性が苦しんでいる時も「そっとしておいてやろう」という態度を取ってしまう。



しんどそうな時こそ話を聞かなければ、ていうのは女性に対して取るべき態度だ。



特に親が子供に対するときはこれは致命的に重要であり、


ここで親が心配だからといって「待つ」ということができなかった場合、特に男のコはプライドをズタズタにされ、屈辱を感じ、場合によっては無気力になる。

「男の子が自立する子育て」で再確認したとおり、親の仕事は「準備」と「見守る」こと。そして、あとは子どもが成長していくのを待つことなのだ。著者はこれを、子どものペースを尊重するこという意味で伝えてくる。成長にはそれぞれの子どもに合ったペースがある。「今すぐ結果を出してちょうだい」というのは大人の都合であって、子どもは「いつ結果を出すか」「そもそも、結果を出すのかどうか」を自分で選べばいい


10代の子をもつ親が知っておきたいこと

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ただ、どちらにしても「感情を否定しない」ということは共通している。

女性にとっても男性にとってもそこは同じだが、相手の感情を大事にすること、が意味することが違うのだ。


特に女の人は、「どうして?」という言葉を無造作に使う。

これ男に取ったら「殺し合いの合図」に近い。

この言葉を使う時点でもうかなりアホだが、ましてこの言葉で反論されてキレるような女は男と付き合うのを諦めたほうがいい。

「どうして」と聞いている限り、どうしても問題行動に焦点が当たってしまう(子どもは防御の姿勢をとる)、だから代わりに、「どういう気持ちだった?」「どうしたかったの?」とたずねるのだ。そして、とにかく話をさえぎることなく、「どういうつもりでそれをやったのか」という意図をよく汲み取れという。すると、相手の説明の中で「なるほど」と思うところが見つかるはず。

そのときは口に出して「なるほど」と言ってあげて、意図したことを、実際に起こったことはどう違うのかを子どもに考えさせるのだ。「なんでそんなことをしたのよ!」と叱るのではなく、「本当はどうしたかったの?」と教えてもらうキモはここにある。

どうして?って言われて怒らない男性は、もう完全に去勢されているようなものだ。

あなたが、その男を無気力にしてしまったのだ。

それで「男らしくない」とか文句言ってるならさすがに殴りたい

男と女の話2  男のプライドを侵害するのは、女性に対してのセクハラ行為と同じである

共感されたい 人とつながりたい 愛されたい、というのはもう一度言うが、男も女も変わらないのである。

しかし男はそれを口に出しては言わないから、女にはわからないだけだ。

男はストレスに弱いのに、それに気が付かない。
実際、痛みに関しては女性よりも鈍感だ。

しかも感情を表面化しないから、他人にはわからずストップがかかりにくいのだ。

ストレスがかかると男の脳は閉じる。しかし完全に閉じてはいない。

わずかな隙から、受容や共感を求める声が聞こえてくる。

現代の女は、自分たちが男に求めるのと同程度には男のことを学ぶべきだろう。ネットフェミの女性たちの口汚さや男に対するヘイトを隠そうとしない態度は、戦争広告屋のように印象が悪い

p173

男にだってそっとしておいてほしい部分や触れてほしくない部分がある。
それを無視して言葉のマシンガンを打ち込み続けると、それを跳ね返すためにSHIELDのように男の脳は閉じていく。

男のプライドを傷つけるのは、女が男にセクハラをウケるようなものだと思っていればまず間違いない。
女がセクハラまがいの発言に過敏に反応するのと同じように、男は自身のプライドを侵されるような発言に過敏に反応する。


男のガワは、女に対して言ってはならないタブーの数々を、ようやくではあるがかなりよく心得ている。
セクハラ発言がいかにおんなの顔をしかめさせるものであるかも身にしみてわかっている。

だが、それに比べて女の側は、男に対して言ってはならない
タブーがしっかり頭に入っていると言えるだろうか。

何の気なしにズケズケと男の土俵に立ち入ってはいないだろうか。
現代の女はそこのところを少し反省する必要があるのではないかと、私は思う。



とにかく女は不満をベラベラベラベラベラベラとしゃべる。それに比べて防戦一方になるか、キレてミソジニー発動する男たちばかりのネットの男女論など、見るに堪えない。


男は感情を言葉にして吐き出すということに慣れていない。特に弱みや愚痴、ストレスなどを言語化するのは社会的にも封じられてきた。

そういうのは男らしくないと言われてきたし、今でも「自分たちは好き放題言うくせに」男が文句を言おうものなら男らしくないと批判する女性たちが多い。

そういうふうにしてモヤモヤを溜め込みすぎると、男たちは自分でも自覚なしに非常に陰湿な女性嫌いを発動させてしまう。

その陰湿さや、消化不良感は、モテたいのに女性への恨み言を言わずにはおれず、なにかうまくいかないとなんでも女性のせいにする青二才さんの発言を見ていればよく分かるというものであろう。

男女のお話 その1

男性の女性に対する無知や無神経さはよくネットで取り上げられて批判されることが多くなってきた。
一方女性の男性に対する無知や、それによる無神経な振る舞いはあんまり話題にならない。

未だに女性の方が弱い立場であるという社会認識が強いからだろう。
女性が男性に文句を言うのは許されるが、男性が女性について文句をいうとすぐに逆ギレする。

(ちなみに、男性・女性というデカい主語で書いているが、実際にはどちらの方向もごくごく一部の人間がやらかしているだけである)



これって結構よろしくないなと思っている。
ある程度男と女の違いをちゃんと女性側が理解しない限り女性はだいたい、いわゆる「サゲマン」になる。

女性は「自分にとって良いと思うこと」「自分がしてほしいこと」「自分にとってアタリマエのこと」を
男性に求めたり、男性にしてあげたりすることによって男性の尊厳を踏みにじってしまうのだ。


もちろんそんなつもりがない、というのはワカル。
だが、女性が怒る男性の無神経さや尊厳を踏みにじる行為、というのも同じ構造によって起きている。



女性たちが「男性の事情について全く理解しなし考慮もしない、とにかく無神経は許さない」という態度を取れば、
当然男性たちも「女性は自分の立場ばかり主張する」「私達も女性の立場は理解しない。女性は無礼だ」「結婚や子供を作る必要がないなら三次元の女はいらない(?)」ということになってしまう。




まぁ、実際のところ、ネットで声のでかい女性は特にめんどくさい部類であり、
ああいうものを見て「女性とはこういうものだ」と思うべきではない。
はっきり言って「18禁」どころか結婚するまではネットでの女性の発言は見るべきではないとすら思う。
有害コンテンツとしての度合いはエロ画像なんかを遥かに上回る。
とにかく男に対するヘイトを毎日のように垂れ流し、男の精神を折ることばかり考えてるような人種だ。

そういう頭がイッちゃっている女性ばかりを見ていると本当に女性恐怖症になってしまうので、
現実の女性と付き合って、ネットのアレは頭のおかしい人達なんだな、くらいに認識しておいたほうが良い。


(これは差別でも何でも無い。もちろん単体で見ればひどいと思うかもしれないが、実際のところ
 女性のネットにおける男性がひどいのでトントンである。
 実名で活動できるような人たちを除いてはみんなキモオタに見えているしそう扱われている。気にしなくていい)





結局のところ、ネットはアフィ界隈を除いて、マウンティング合戦をする場所になってしまっていて
レッテル貼りや重箱の隅をつついていかに相手を弱らせるかばかりが競われている。
別に自分を棚に上げるつもりはない。 私もそうしてる。誰だってそーせざるを得ない。




なので、そういう場所から降りて、男女の違いをちゃんと理解しようねってことである。

当然こういう話は大勢の人の目につかないように気をつけなければいけない。

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サンデルやトロッコ問題についてのはてな民の無理解があまりにひどすぎる件

このブログ最近ちょこちょこ見かけるけど、この記事はちょっとひどすぎやしませんかね。

たぶんCDB氏のツイートを鵜呑みにしてよく考えずにそのまんま復唱してるだけなんでしょうけど、この人絶対にサンデルの白熱教室見てないし、見ていたとしても全く理解してないですよね。



CDBさんは理解した上で、面白おかしく批判に使っているのかもしれないけれど、この記事書いてる人のように全然理解してない人が発言の上辺だけ切り取ってしったかぶりしてるのは猛烈に鼻につく。



(とはいえ、私もこの記事書いた人と言うほどレベル変わりません。なのでしゃべるとすぐ薄っぺらさがむき出しになることでしょう)



この記事を書いた人はまだいいんですよ。でもそれに便乗してるはてブはひどい。ゴミです。

さらに何も考えずに「サンデルは自分が言いたいことへの誘導が露骨だった」みたいなコメントしてる人いるけどサンデル教授は少なくともこのトロッコ問題に関して言えば、一番最初に「この問題には解答はない」と明言しているし、見ていれば自分の主張を述べないように最新の注意を払っていたことはわかると思う。「いかに自分の主張を述べずに大勢の人の価値観を揺さぶるか」に徹していたのもわかるはずなんですよね。




ロッコ問題について「そのツッコミ」は的外れでしょう

そもそもトロッコ問題に関して「これは現実的な設問じゃない」とか指摘するのがそういうのが頭いいと思ってるならそれは高二病です。青二才が、ラノベの設定のこういうところがリアルじゃないってツッコんでそれがまともな批評だと勘違いしているくらいマヌケな話で、その作品や設問の問いかけの目的を全く理解できていないってことになります。


周りのお友達もアホの子ならそういうツッコミに対して「凄いですね」って言ってくれるかもしれないけれど、そういう斜に構えた態度が格好いいと思っちゃうのは中学生か高校生までで卒業スべきだと思う。


だって、そうでしょう。あなたは算数の問題について毎回そういうツッコミ入れるの?どこの「アホガール」なの?現実のノイズを反映してないから算数は無意味なの?違うでしょ? 使えるでしょ?



哲学だって、あなたがその意味を理解してないだけで、使えるんですよ。しかもトロッコ問題ってめっちゃ入門編じゃないですか。あなたのツッコミは「算数を経由すること無く数学や代数を理解しろ」って言ってるのと同じで、馬鹿なこと言ってないで勉強しろやカス!って話になります。


算数だって哲学だってラノベだって「現実をいかに単純化しているか」「いかにありえない虚構を設定してるか」という、現実とのズレはもちろん意識しなければならない。そんなのは当たり前。



でも「だから何?」なんですよ。そんな理由で算数の計算否定すんの?ってやつです。まずこのレベルからはじめて、もっと高度な思考ができるように勉強していきましょうね、って言ってる時に「その設問は現実的ではない!」とか言ってる人いたら頭悪いって思うでしょ?同じようなことを言わないで欲しい。


それでもまだあなたがその意味をわからないとか拒否するというのは全然かまわないけれど、それはあなただけの問題です。あなたの認識と世界を混同してはいけない。「自分が共感できない」「自分が理解できない」=それには価値が無い、それは間違いだといい切るのは典型的なアホです。それは裏返せば「自分が共感できる」「自分が理解できる」ものが善という思考であり、かつてネトウヨに走りフジテレビデモで顔出しして実名を出して晒されちゃったくらいアホな人とレベルそんなに変わらないと思います。



(少なくとも)サンデルさんはトロッコ問題を使って何をやりたかったのか

・これらの問いは「多数派の道徳観」を浮き彫りにするためのものである

・この講義の中核をなすのは、私たちの属する社会に透明な空気のように存在している正義に対する観念を、どうにか言葉にして捕まえようとする試みだ

http://deztec.jp/z/dw/j/review01.html

巷では「功利主義批判」と言われているが、少なくともサンデル教授はそんなわかりやすい結論は出してない。

つまり、サンデル教授がこのトロッコ問題を採用していたから、というだけで

勝手に「功利主義に誘導している、殴りに行こう」と言ってる上の記事を書いた人も

「彼は功利主義の批判のためにこのトロッコ問題を取り上げたのだ」というような話をしている人も

どっちもそもそもサンデル教授の授業を見ていないのは確定的に明らかw


サンデル教授は、このトロッコ問題にほんの少し手を加えることで多数派の意見を簡単にひっくり返してみせる。

単純に人間の「道徳的判断」がどれだけ簡単にひっくり返るか、というのを示している。

「道徳的判断」は絶対のものではないこと、そして「」





ロッコ問題なんて意味がないって言ってる人たちがどんだけちゃんと自分たちの道徳観を正しく認識できているというのか

私はトロッコ問題を、数学の前に算数をやるようなものだと言ったわけだけれど、

こういうトロッコ問題を馬鹿にしているような人たちは、普段何をやってるかというと

政治問題でも男女問題でも自分の価値観を絶対のものと信じて日々不毛な議論をやってたりする。


算数の基本すらできてない人間が、

高校レベルの数学をできるつもりになって日々意見を述べてるわけだけれど

実際には基礎がガタガタで、そもそも考えるためのルールもなにも知らない。

だから、自分の価値観を疑うこともなく日々その価値観に支配された思考から抜け出せないし

そのくせ自分はものを一人前に考えてる、一人前に主張できると思ってる。




何のために哲学、特に政治哲学を勉強するのかと言えば、

まさに意識することすらできない価値観の支配ということそのものに気づき

そこから自由になって考えられるようにするためだ。

一言で言えば「疑う」ためだ。



ロッコ問題を考えるためには別に教養は要らない。

ただ、上の人のようにひねくれたことをいってる自分が現実的で賢いと思い上がるような間抜けな精神を持ってないことだけが必要だ。今の政治で「リアリズムがー」とか言ってるような人たちにならないことだけは必要だ。

自分の価値観がもろくてすぐに変わるようなもんだということに気づくことは不快だが、その不快さに耐えるだけの精神があれば良い。

落ち着かない、不快なものに触れた時に、合理化をしないことが必要だ。








最後に。食人鬼の話は、そういう「テンプレ」が先にあって、
そのテンプレについて、よく考えずに乗っかって、それこそが真実だと述べたから批判された。

上の記事の人も、サンデルやトロッコ問題批判というテンプレが先にあり、CDBさんの発言があり
そのテンプレについて、よく考えずに乗っかって、ドヤ顔でサンデルを殴りに行こうという無理解を垂れ流している。

こういうのを目くそ鼻くそという。

そして、私も偉そうに言ってるが、この人とたいしてレベル変わらないです。

ぶっちゃけ、6話までしか見てません。カントのところとか何いってんのかわかりませんでした。

なので、サンデル教授についてなんか語るのは本来私の役目ではない。

なので、私を思いっきり馬鹿にしてくれていいので、もっと詳しい人にサンデル教授について説明してくれる人が出てきて欲しい。

それだけが私の望みです

巴マミの病理=エミヤシロウの病理

彼女は魔法少女の真実に耐えられるほど強くない



大丈夫だもん
ひとりになったって私はやっていけるもの
たとえ仲間とうまくいかなくたって
今のやり方を変えるわけには行かないんだから。
だって、それが、皆のために戦うことが
家族の命を繋ぎ止められなかった、私の……


とはいえ、エミヤシロウと違って
巴マミはこわれきることができなかった。

違うの……全然大丈夫じゃないの。
強くないのに、完璧ぶって。
いつだって私は嘘ばっかり。
魔法少女を続けていたのだって、
大切な人を救えなかった罪滅ぼしのためなんかじゃなかったの。
本当の私は、正義の味方になりたかったわけじゃない。
誰かと一緒にいたかっただけなの。
意固地になって、強がる必要なんてなかったんだ
美樹さんはこんな私でも受け入れてくれるんだ。





私は気持ちが弱いから、あなたのようにはなれそうもない。
でもね、こんな弱い私でも、
美樹さんならきっと受け入れてくれると思うの。
だからあの子と一緒にいるって決めたの。
あなたになんか、邪魔はさせないわ。

美樹さやか

ねえ神様。

世界を救うだとかみんなの幸せを守るだとか
私はそんな神様の真似事をしたかったわけじゃないんだ。
ただあたしは目の前の家族と友達を救ってやれるような
そんな正義のヒーローみたいなやつになりたかっただけなんだ




反省会

互いの弱さを認めあってみんなで補い合えば
私たちにはもっと素敵な未来があったはずなの。

足手まといだから一緒にいたらいけないだとか
一人で格好良くならなくちゃとか
見せかけの強がりで幸せを逃しては駄目よ
そんな嘘は寂しいだけだから

いや、そうじゃなくて、誰一人「幸せになりたい」と思ってなかったから起きたよね。

みんな罰を受けたがってた。




佐倉杏子巴マミが戦うところまではとても良かった。その後の展開は意味不明。

・なぜ杏子は魔力不足にもかかわらずオクタビアと戦闘したのか。投げやりなマミを引き止めたのと矛盾する。
・ほむらとマミの会話シーン。杏子がマミに幻惑魔法を使ったとする意図が不明。一時的なハッタリ以上の効果がない。
・なぜマミは死んだのか。直前までの前向きな流れを覆すだけの決定的な理由に欠ける。
 また、マミの弱点を強調しすぎているきらいがある。

なにより、生きのびる事を祈りとして魔法少女になった設定をそのために無視している。

主に以上の理由から、この作品はプロットに欠陥があるといえます。 特によろしくない点は、キャラクターのある一側面を強調しフォーカスしすぎてしまった事です。 杏子はともかく、マミはサバイバル能力が高く、研究熱心な性格なのもあり、寂しがりで繊細な面はあったとしても、仲間に恵まれ、説得されたあの段階で自殺するのはやり過ぎであり、つじつまが合いません。

マミはなんで自殺したし?意味がわからない。



原作の佐倉杏子が好きなので、なんか納得いかない。

良い子ではあるけれど、「いい女」じゃなくなっちゃってるよね。

なんかマミさんありきの子になっちゃってる。